天上山山頂
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ひろしま北里山キング パート3の最後の1座が天上山。冬は雪で閉ざされ,春は歩きたい山が他に沢山あり,なかなか歩く順番が回ってこない。しかしいつまでも放っておく訳もいかず,白木山・天上山・船通山と3連荘になるが歩くことにした。
龍頭峡の一番奥まで車で入り龍頭峡登山口から歩き始めた。5分程で第1堰堤に上がり左岸の急傾斜に取り付く。途中2カ所の階段もありどんどん登って行く。
50mほど高度を稼ぎ,龍頭の滝を高巻く。右手は崖なので結構な高度感はある。ここでも危険個所には橋が架けられている。
15分程でトラバースは終わりせせらぎの谷に下り,川に沿って第2堰堤,第3堰堤をクリアーする。第3堰堤を過ぎ暫くするとナメラ状の滝があり,これが「ささやきの滝」かな?
更に進むと開けた明るい谷に出る。芽吹いた若葉の萌黄色がまぶしい。この周辺にはスミレやムラサキケマンなど数多く咲いていた。
この谷から道が分岐しているので,上りは右手の直登コースで尾根の東屋に上がった。一旦林道の引き明けの森入口(りっぱな石碑がある。)に下り,そこからいよいよ天上山本峰への上りとなる。
杉と檜が混じる急勾配の斜面を登る。足元にはスミレが沢山咲いていた。
天上山の山頂は西側が少し開けて恐羅漢山が見えるのだが,今日は黄砂でシルエットさえぼやけていた。
下山は往路を戻り,引き明けの森の東屋から迂回コースを下りた。このコースにツガやモミノキの大木があったが,谷にもかなりの大木が残っておりしっかり守られてきたのだろう。
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