登山日 令和6年4月12日(金)
目的地 広島市 広島南アルプス全山縦走  足跡 ⇒ 
西区 鈴ヶ峰西峰(320.1m) 〜 東峰(312m) 〜 鬼ヶ城山(282.4m) 〜 見越山(315m) 〜 柚木城山(339.4m) 〜 大茶臼山(413.0m) 〜 安佐南区 丸山(457.4m) 〜 火山(488.0m) 〜 水越峠 〜 鹿ヶ谷ふれあい広場登山口
行 程 八幡東登山口(8:10) ⇒ 鈴ヶ峰西峰山頂(8:40) ⇒ 東峰山頂(8:55) ⇒ 鬼ヶ城山山頂(9:35) ⇒ 草津沼田道路登山口(10:05) ⇒ 見越山(10:30) ⇒ 柚木城山山頂(10:55) ⇒ 己斐峠(11:20) ⇒ 展望岩(11:50~12:15) ⇒ 大茶臼山山頂(12:20) ⇒ 丸山山頂(13:00) ⇒ 権現峠(13:40) ⇒ 火山山頂(14:05) ⇒ 水越峠(14:30) ⇒ 鹿ヶ谷ふれあい広場登山口(14:45)  【総時間 6時間35分】


大茶臼山山頂




火山山頂
今回は,Mさん,Mさん,Uさんと四人で訓練がてらに広島南アルプスを縦走することになった。ただし,全員が年金受給者のためゴールに固執せず,いつでもエスケープすることとした。
縦走コースの西端,八幡東登山口から入山。いきなりの急登から始まる。尾根に上がると満開のミツバツツジが迎えてくれた。薄紫色のコバノミツバツツジに加え,紅紫色のダイセンミツバツツジも沢山咲いていた。
30分程で鈴ヶ峰西峰に上がり,展望の良い東峰で小休憩。霞たなびく瀬戸の山々が一望にできた。
一旦,美鈴が丘団地に下り鬼ヶ城山に登り返す。八畳岩を過ぎると鬼ヶ城山の山頂は直ぐだ。鬼ヶ城山の山頂からは2月に歩いた向山~窓ヶ山が見渡せ,その奥に東郷山や阿弥陀山の山頂も確認できた。
次の見越山には草津沼田道路を横断した後,とてつもない長い階段を登り,一気に高度を稼ぐ。見越山から柚木城山を歩くころには気温は20℃を越え,日向を吹く風は生温い。この初夏のような気候に手持ちの水と体力をどんどん消費する。
己斐峠でまたまた道路まで下り,ジグザグに付けられた約240段(Mさんが数えたらしい。)の階段を登り尾根に上がる。もうこの頃になるとひたすら歩くだけで会話も途切れがちになる。
大茶臼山の展望岩で昼食を取り小休憩を取った。ここからはこれまで歩いて来た山々が一望にできた。
途中,各山頂では水分補給などで数分程度しか休憩を取らなかったので時間的には余裕があったが,反面,足に負担が蓄積してしまったようだ。
しかも休憩したことでこれまでの疲労が一機に表面化したのか,脹脛にこわばりや膝に少々の痛みが出てきた。
Uさんは,大茶臼山山頂から途中下車し,残りの三人で北に向かった。丸山・石山を経て権現峠に下る。途中の岩場から火山・武田山を望むとまだまだ先は長いと知る。
火山山頂に登ったところでまだ14時過ぎ。時間的には十分余裕があるが,水分は残り100ccもない。おまけに膝の調子も芳しくない。
武田山への上り返しとなる水越峠に着いたところで無理はせずここで今回の縦走を終えることし,鹿ヶ谷ふれあい広場に下った。
今回歩いた距離15.4km,上り1400m,下り1200mのアップダウンは申し分ない内容だが,密かに完全縦走を狙い,歩くペースが幾分早かったこと,季節外れの暖かさに水分と体力が底をついたこと,思ったほど自分の身体が脆弱だったことが敗因か。
次回,挑戦するならば少し寒いぐらいの季節に歩くことが完全踏破の最低条件だと思った。