出発日 令和5年7月16日(日)
目的地 庄原市西城町  猫山(1195.5m)   足跡 ⇒ 
行 程 猫山スキー場駐車場(8:40) ⇒ リフト降車場(9:20) ⇒ トラバース始点(9:30) ⇒ トラバース終点(9:50) ⇒ 展望地(10:15) ⇒ 猫山山頂(10:40) ⇒ 南峰(11:20〜12:20) ⇒ 猫山山頂(12:45) ⇒ トラバース終点(13:15) ⇒ トラバース始点(13:35) ⇒ 駐車場(14:00)  【総時間 5時間20分】




猫山山頂

4年ぶりにヒメユリやイブキジャコウソウに会いたくて,Iさんとともに猫山に出掛けて来た。
猫山スキー場のゲレンデに沿うように檜林の中を上がっていく。40分ほどでゲレンデの最上部まで上がったのでリフトの降車場に寄ってみた。 快晴の下,岩桶山から道後山のなだらかな稜線が望めた。その奥に見えるのは船通山だろう。
登山道に戻り,急傾斜を登るとトラバースが始まる。5分ほどで潰れて朽ちた「山上さん」がある。トラバースを渡り切り20分ほど斜面を上がると展望地があるが木が煩く展望はない。
いよいよここからが猫山の急斜面のハイライトだ。20分ほどだが急な上に水を含んだ土は良く滑るし,根っこも石もこれまた滑る。悪戦苦闘しながら急斜面を登ると傾斜は緩くなり反時計回りに猫山の山頂に上がる。
山頂は木々に覆われ展望はない。直ぐに南峰に向った。こちらは背の高い木はないので展望は良い。小奴可集落の奥に多飯が辻山が見える。
西側を望むと福田頭やその北側に立烏帽子山など比婆山連邦も一望にできた。
一方,山野草には中々出会えない。上りでは,ヤマアジサイやアクシバなど僅かだった。南峰周辺でようやく蛇紋岩の周りにイブキジャコウソウを見つけた。群落もあり,これはなかなか勢いがある。ただ,肝心のヒメユリはと言うと登山道脇に開けかけが1輪。更にほぼ綺麗な1輪。しかしそれだけだった。4年前の記憶をもとに二人で南峰周辺を探すが,見つからない。 背の高い草が繁茂し,ヒメユリの生息地には不向きとなってきたのかも知れない。残念だが次回は会えないかもしれない。
それでも今年は,4月に吉和冠山のカタクリ,6月に同じく吉和冠山のオオヤマレンゲ,7月に猫山のヒメユリ,残すは8月のキレンゲショウマ。これは安蔵寺山か恐羅漢山のどちらにしようか迷いどころだ。
備 考  今回の花図鑑はこちら ⇒