登山日 令和5年6月24日(土)
目的地 廿日市市  吉和冠山(1,338.9m) ~ 広高山(1,271m)  足跡 ⇒ 
行 程 松ノ木峠駐車場(7:50) ⇒ 展望所(9:40) ⇒ 寂地・冠分岐(10:15) ⇒ 吉和冠山山頂(10:50〜15) ⇒ 小川林道分岐(11:30) ⇒ 広高・冠分岐(12:20) ⇒ ボーギノキビレ(12:45) ⇒ 広高山山頂(13:15) ⇒ ボーギノキビレ(13:40) ⇒ 後冠山山頂(14:00) ⇒ 後冠山分岐(14:10) ⇒ 寂地・冠分岐(14:35) ⇒ 展望所(14:50) ⇒ 松ノ木峠駐車場(16:10)   【総時間 8時間20分】

吉和冠山山頂


広高山山頂

今回は,Iさんと吉和冠山にオオヤマレンゲと山野草を見に出掛けてきた。
まずは松ノ木峠から標高1200mの展望地を目指す。標高差は400mだが,958mピークを下った鞍部からきつい急登が3連続で続く。黙々?と歩き2時間弱で展望地に上がった。曇天だが羅漢山が見えた。
この展望地まで上がってしまえば残す急登は,吉和冠山山頂直下と広高山・後冠山の上りの3カ所でどれも短く,後はなだらかだ。
登山道は新緑のブナやミズナラで囲まれ非常に気持ちいい。
吉和冠山の中腹にあるオオヤマレンゲの老木には満開の花が2輪。茶色く枯れた花もある中,白く固い蕾もいくつかあった。
吉和冠山の懸崖からの展望は,少しガスっていて少し残念。
軽く昼食を取った後,小川林道分岐からトケイランを見にホン谷を下った。しかし,遅過ぎたのかいつもの場所に見当たらない。更に下ると一昨年見つけたオオヤマレンゲの若木に2輪ほど咲いていた。この木には今後に期待!
更に下ると足元にショウキランの大株を見つけた。比婆山で見て以来2回目だ。
ボーギノキビレから広高山をピストンする。ホン谷のルートは年々不明瞭になっており,広高山を登るのも最後かと思い,予定どおりピストンしたが,山頂に展望はなく登るメリットを見つけるのが難しい山だ。
ボーギノキビレから後冠山までの急坂が本日最後の急登だ。20分程だが疲れた体には厳しかった。右膝や太腿に少し痛みが出てきた。
後冠山の笹は深く,振り返ってもルートが分からない。笹海に溺れそうだ。
寂地山の縦走路に出て松ノ木峠に下る分岐に向かう。途中,オオヤマレンゲの群生地?(若木も入れて4~5本)がある。今日咲いているのは4~5輪ほどだが蕾は沢山あり,まだ来週も十分楽しめそうだ。
今回は3カ所でオオヤマレンゲに会うことができ十分に満足できたが,なんせロングコース,松ノ木峠への下りは疲れた膝や太腿にはしんどかった。
下山中,急坂でササユリを見つけ,他にもないかと谷に踏み込んだ時,谷の下からガサガサと笹を掻き分ける音がする。どうも熊が居たみたいだ。 姿は見えなかったが,音の大きさからあまり距離はなかったみたいで肝が冷えた。あまり遭遇したくない経験だ。
出発して8時間20分,無事松ノ木峠の駐車場に戻った。なお,今年から駐車場は有料となっていた。
備 考  今回の花図鑑はこちら ⇒