丸子頭山頂
奥三ツ倉山頂
十方山山頂 |
今回はFさんと十方山を歩いて来た。
出発する趙善まで,先週の雪と予報の悪さから行き先を迷っていたが,高速に乗る頃には青空が見え始めたので十方山に向かった。 8時に二軒小屋の駐車場に着いた時には一番乗りだった。
今回は藤本新道の急坂を下りたくなかったので上りに利用することにした。
まずは内黒峠に向かって恐羅漢高原線を10分程行くと藤本新道の登山口がある。
ここから40分程の急登が始まるが,これを登り切れば,十方山までは小さなアップダウンだけの稜線歩きとなる。
気温は10℃だが急坂を20分も歩くとに汗がにじんでくる。服の調節をしながら尾根の縦走路に上がった。
ここから十方山の山頂までは,笹が綺麗に刈り込まれた幅2~3mのハイウェイが続く。曇が多かった空に次第に青空が広がって来た。
葉を落としたブナやミズナラ,リョウブの林の中を快調に進む。時折吹く風は寒いが,日差しは暖かい。 ハイキング気分で歩いていると何やら妙な足跡。どうみてもビブラムソールの足跡には見えない。もしかしてクマかも!?
念のため熊鈴を鳴らしながら歩いた。丸子頭を経て奥三ツ倉に着く。 歩き始めて2時間半。十方山の山頂に着いた。山頂には誰も居ず,青空の下,静かにゆったりと景色を楽しむ。
曇天予報に展望は諦めていたが,先々週歩いた市間山の左奥に天上山,立岩山の左奥に東郷山,右奥には大峯山の稜線が横たわる。吉和冠山から寂地山に連なる稜線の左奥に羅漢山,右奥には安蔵寺山が望めた。
Fさんが淹れてくれたコーヒーを楽しみなら1時間ほどゆっくりと景色を堪能した。
下山は獅子ケ谷の谷ルートを下る予定だったが,入口付近から数十mは笹が生い茂りルートが消えかけていた。その奥も伺い知れないので,このルートでの下山は諦め,尾根ルートで水越峠に下った。
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