吉和冠山山頂
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梅雨の晴れ間を衝いてIさんとオオヤマレンゲを見に吉和冠山に出掛けてきた。
松ノ木峠から10分ほど歩くとイチヤクソウの群落がある。群落と言っても10本足らずの小さい群落だ。他にもポツポツ咲いているが1株のものが多い。
松ノ木峠が標高800m,はじめはなだらかだが徐々に勾配がきつくなり,最初の小ピーク(920m)を下るとそこから比高約300mの登りが始まる。
急坂をクリアーしてもすぐ次の急坂が始まり,歩き始めて2時間掛ってようやく展望所に到着した。なお,途中々でササユリやナルコユリの撮影で休憩したのでしんどくはなく,またほとんど汗もかいていない。
寂地山・冠山分岐を経て吉和冠山に向かう。山頂手前の平坦部にオオヤマレンゲの古木がある。今日は2輪だけだが綺麗に咲いていた。蕾も数個ついている。
吉和冠山の山頂に人影はなく,奥の懸崖も二人占めだ。今日は少しガスが掛かっているが,恐羅漢山や十方山は十分だった。
昼食の後,太田川源流碑に立ち寄り,それから小川源流碑に向った。源流部は,ここのところの小雨で枯れていた。
目当てのトケンランはいつもの箇所に咲いていたが,他の箇所には全く確認出来なかった。また,昨年花を付けていたオオヤマレンゲの木には蕾が全くなく今年は咲かぬつもりらしい。
再度縦走路に戻ると30名ほどの大パーティが冠山に向けて縦走していた。 すれ違いを避けて待機し,その後,東大沼ケ原にオオヤマレンゲを見に行った。
昨年は6月20日に来て満開だったが,今年は1輪も咲いておらず蕾だけだった。ただし,真っ白で数日以内に咲きそうな蕾もあれば固く緑色の蕾もあるなどこれから1~2週間は掛かりそうだ。
帰りは来た道を約2時間かけて松ノ木峠に下った。
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