加賀津ノ滝
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今年最後の山歩きに可部冠山に出掛けてきた。
出掛ける前に,直近の情報をネットで調べたが,第二キャンプ場と可部峠のルート記録が何故かヒットしなかった。しかし,これまでに数回歩いているので,まぁ大丈夫だろうと安易に出掛けたのが失敗の基だった。
南原峡駐車場の手前に災害復旧工事で通行禁止のバリケードがあり,その手前に駐車する。
道路の積雪は10cmほど。登山口のある第二キャンプ場まで約2kmの道路には,数人の足跡が続いていた。15分程歩くと倒木が道を塞ぎ,その先には電柱も倒れていた。積雪は30cmを超え少し歩き難くなってきた。
トンネルに上がる車道の手前にダンプがあり,足跡はここで終わっていた。どうも先ほどからの足跡はダンプの運転手のものだったらしい。
駐車地から40分程で登山口に到着した。早速,山に入るが,10分程で災害復旧工事の現場に出る。
登山道は流れたみたいだが,右手斜面にテープがあり,タイガーロープも張ってある。ロープを持ちながら斜面を進んだが,その道も流れて先がなかった。下には谷が堰き止められて深い淵になっている。落ちると間違いなく,大ごとになる。
こちらは無理と引き返して左側の斜面から淵を跨いだが,その先の登山道は倒木で塞がれていた。積雪もあり,無理をしても仕方ないので,諦めて引き返した。
帰りに加賀津ノ滝だけでも見ておこうと寄ってみた。こちらもなかなかの積雪があり,鹿のトレースを追いかけるが,倒木などで結構苦労した。ただ,加賀津ノ滝の水量は多く,やはり来て良かった。
今年最後の山歩きで山頂を断念したのは残念だが,冬山の単独行では無理はできないので致し方ない。
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