白木山山頂
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降り続いた雨がようやく上がったので白木山に出かけた。久しぶりの曇天で白木山駅前の路上駐車は20台を超えていた。私も同じく左肩に寄せて駐車。
福永・別当山分岐から山に入る。福永・別当山コース出合までは初歩きだが道は整備されてなんの問題もない。10分ほどで福永・別当山コースで出た。
今回は,ここからがオオゴトだった。
登山道はかなり勾配がきつく,ここ最近の不摂生で飽和状態の体からすぐに汗が噴き出てきた。徐々に傾斜はきつくなり,補助ロープが設置されている斜面まで現れた。
やっとこさ別当山山頂に上がった。途中,バテバテに近い状態で,東側を見ると見えたのはメインルートの五合目の小ピーク,まだそれよりも低い。愕然とする。
別当山の山頂を少し下り,緩くなった道でようやく一息つくが,「尾根最高地点へ−道悪し−」との魅力的なプレートに誘われ細道に踏み込んだ。
しかし,注釈があるほど道は悪くないが勾配はきつい。体の汗を絞り出しながら10分ほどで最高地点到着(高岳:656m)に到着した。
再び少し下り,何回か林道を横切りながら登るとようやく尾根の縦走路に出た。
白木山の山頂まで後150m登るだけが,汗をかき過ぎてとてもしんどい。うつむきながら歩くこと30分,なんとか山頂に到着。
しかし,厚い雲とガスでほとんど展望はなく,眼下に可部の街並みと高松山が見えただけだった。
駅前に駐車した車の多さの割には山頂に人はほとんどいない。皆さんどこを歩いているのだろうか。
汗でずぶ濡れになった体が冷えてきたので,早々に退散する。 下山はバリエーションルートを下った。こちらは急勾配の連続だが一気の下りなのであっと言う間に五合目まで下りてしまった。ここで水分補給し,更に20分ほど下ると傾斜はやっと緩やかになりケンカ別れの分岐に下りてきた。
前日までの雨で増水した渓流に沿って下り,汗だくの山歩きを終了した。
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