出発日 令和2年5月1日(金)
目的地 広島市安佐北区   高鉢山(705.4m) 〜 安駄山(734.8m)   足跡 ⇒ 
行 程 JR狩留家駅(7:45) ⇒ 登山口(8:05) ⇒ 沢分岐(8:15) ⇒ 張出尾根上がり(8:47) ⇒ 狩留家分岐(9:11) ⇒ 高鉢山北峰(9:13) ⇒ 南峰(9:21〜30) ⇒ 高鉢槍(10:07〜23) ⇒ 749.1P(10:58) ⇒ 中三田分岐(11:20) ⇒ 安駄山山頂(11:45〜53) ⇒ 鳥井原分岐(12:05) ⇒ 林道出合(12:28) ⇒ 鳥井原バス停(13:02)    【総時間 5時間17分】


高鉢山南峰

今日は休暇を取って魚釣りの予定だったが,新型コロナウィルスの感染防止のため遊魚船の出港が中止となってしまった。
代わりに高鉢山から安駄山を縦走することにしたが,便数の少ない公共交通機関を利用するため厳しいタイムスケジュールとなった。
登山口から沢に沿って山に入る。10分ほどで沢から離れ左斜面に取り付き,標高500mの張出尾根に上がるまで一気に急斜面を登る。
尾根に上がると勾配は緩くなり岩の多い緩斜面を過ぎるとほどなく縦走路に出た。
三角点のある北峰を通過し南峰に足を延ばす。しかし,南峰とて山頂広場に展望は無いので,直ぐに折り返した。
7年前に縦走した時はバスの到着まで25分程余裕があったが,この時点でアドバンテージを5分失っていた。〔残り20分〕
高鉢槍への縦走路は明るく,所々にあるミツバツツジの花はとても鮮やかだった。
高鉢槍のピークでは360度の展望が楽しめるが,今日は残念ながら湿度が高いせいか薄いガスが掛かって遠景は望めなかった。
それでも北西に横たわる白木山の長い稜線はここに登ってくる価値を教えてくれる。南西には高鉢山,北東には安駄山へと続く山並みが延びていた。
暫し景色を楽しみたいところだが休憩時間を切り詰めて時間を少し稼いだ。〔残り35分〕
次の749.1ピークは曲がりくねったアセビの幹がちょっと不気味だ。〔残り30分〕
高鉢槍から先の縦走路はあまり良くなく,特にこのピークからの下りには倒木ゾーンもある。
中三田分岐から安駄山の山頂までは2段式の急斜面が立ち塞がる。
ここまででかなり疲れていたため登りに時間を要し,安駄山山頂に到着した時点でほぼ前回どおりの時間となってしまった。〔残り25分〕
鳥井原への谷下りの時間が読めないため小休憩後すぐに出発。今度は転げ落ちるように鳥井原分岐のある鞍部まで下った。〔残り25分〕
ここまで休憩を減らしてなんとかアドバンテージを維持してきたが,ここからが正念場だ。
荒れた谷の下りに入る。谷は下るにつれ谷底が荒れてきた。どうも平成26年豪雨災害でやられたらしい。テープを探しながら慎重に下った。
林道に出てからもひどかった。道は広がったものの路盤は洗われ,抉られ,浮石だらけで安定して足を置ける場所が無い。
焦っても歩く速度は一向に上がらず,ここまで維持して来たアドバンテージを大きくロス〔−18分〕してしまい,バス停に着いた時には残り7分とぎりぎりだった。