大江高山山頂
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今回は久しぶりに単独での県外遠征。
イズモコバイモやミスミソウを見に大江高山を登ることにした。
山田バス停前の駐車場に車を置き,案内看板に従って車道を上がる。最奥民家を抜け電波塔の奥(山田登山口)から山に入った。
朝日が差し込む明るい杉林を抜けるといよいよ急登が始まる。
ジグが切られた斜面には,イカリソウやスミレの花が咲き乱れていた。
特にスミレは種類が多く,何枚撮ってもまた撮ってしまう。お陰で上りは休憩だらけになってしまった。
標高600mあたりで尾根に上がり傾斜が緩くなった。スミレの群落のある明るい稜線を上りきるとそこが779ピークの休憩所。
潅木に邪魔されるが,白骨老木のオブジェの上からは大江高山火山群と日本海が一望にでき,振り返ると南には阿佐山から天狗石山の稜線も見ることができた。
このピークから大江高山の山頂を結ぶ稜線,特に馬の背の部分に今回のお目当てのミスミソウとイズモコバイモが咲いているはずだ。
しかし,注意深く歩いてみたが全然見当たらない。
諦めかけた時,ようやくミスミソウを一輪発見。
ピンクの雄しべの可憐な花だった。
しかし,イズモコバイモの花は探している内に大江高山の山頂に着いてしまった。
山頂広場には山名を記したプレートはなく標高表示のみでちょっと寂しい。
山頂からの展望は北半分が開け,東北東に三瓶山,北奥には日御碕へと続く島根半島や日本海が見渡せた。
帰りも馬の背で丹念に探すと779ピークへの登り(東斜面)でイズモコバイモを発見。下るときには見つけられなかったが,登り時には花が見つけ易いのかイズモコバイモの三姉妹や四姉妹,ミスミソウも数輪見つけることができた。
なお,スミレとイカリソウは言うまでもなくそこかしこに咲いていた。
帰りの急斜面では,春の日差しにつがいで舞うギフチョウにも出会えた。
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