出発日 令和2年10月24日(土)
目的地 安芸太田町  旧羅漢山(1,334m)〜恐羅漢山(1,346.2m)〜砥石郷山(1,176.9m)  足跡 ⇒ 
行 程 二軒小屋駐車場(9:10) ⇒ 水越峠登山口(9:45) ⇒ 旧羅漢山山頂(10:45) ⇒ 恐羅漢山(11:15) ⇒ 夏焼峠(11:55) ⇒ 砥石郷山山頂(12:30) ⇒ 1166ピーク(12:45〜55) ⇒ 夏焼峠(13:05) ⇒ 牛小屋高原駐車場(13:25)    【総時間 4時間15分】


旧羅漢山山頂

最近,日中でも熊の目撃情報が多く,単独で山深く入るのが少し怖くなった。
しかし紅葉も見たいので人出が多いであろう恐羅漢山を歩くことにした。
牛小屋高原には多くの車が駐車しており,山にはかなり人が入っているようだ。
これなら安心と,まずは2kmほど下った二軒小屋駐車場まで自転車で下りた。
林道の工事区間が終わり未改良区間に入ると周りの紅葉も幾分色づいて来た。
水越峠登山口から標高1100mまでは杉林を急登する。これを越えると幾分勾配は緩やかになり右半分がミズナラやブナの天然林へと変わった。
更に20分ほど登り標高1250mラインを超えるとなだらかな尾根道になる。ブナも黄色く色づき,落葉の絨毯を踏みしめながら紅葉を楽しんだ。
杉の老木を過ぎると旧羅漢山の山頂までもう少しだ。
今日は旧羅漢山から下りて来るトレイルランナーが多く,グループでも皆腰に鈴を付けているので,上から鈴の音が近づいては過ぎて行き,列車のようだった。 鈴の音はかなり喧しく,お陰で熊の心配は吹き飛んでしまった。
旧羅漢山山頂の大岩に登ると広見山など島根県側の山並みが一望にできた。しかし岩の上は冷たい風が強く長居はできなかった。
旧羅漢山から恐羅漢山まではなだらかな尾根道が続く。恐羅漢山山頂の手前に一箇所開けた箇所があり,十方山〜丸子頭への稜線が望めた。
恐羅漢山の山頂で昼食を食べようと目指して登って来る登山客はまだ到着しておらず,山頂は静かなもんだった。山頂からは北側の展望が良く,深入山や臥龍山など芸北の主だった山々が見渡せた。
山頂から夏焼峠を経て砥石郷山へと向かった。
砥石郷山へは,手前の1166ピークまで比高100mほどの急勾配の上りが続くが,このピークさえ登れば後は楽な尾根道が続いている。 砥石郷山の山頂はひっそりしており,ここまで足を延ばす人は少ないのだろう。
帰りに1166ピークで恐羅漢山を眺めながら暫し休憩。待てどなかなか恐羅漢山に光が当たらず,紅葉した山容がうまく撮れなかった。
帰りの牛小屋高原でギンリョウソウモドキに初見参できたが,他の山野草はほとんど見付けられなかった。 さすがにもう山は晩秋に入ったようだ。
備 考  今回の花図鑑はこちら ⇒