出発日 令和元年9月28日(土)
目的地 広島市佐伯区  阿弥陀山(836.6m) 〜 西峰(907.4m)  足跡 ⇒ 
行 程 駐車地(8:04) ⇒ 遊歩道入口(8:07) ⇒ 貯水タンク(8:11) ⇒ 林道出合(8:46) ⇒ 阿弥陀山〔東峰〕山頂(9:05〜15) ⇒ 電波塔(9:30) ⇒ 鞍部(10:01) ⇒ 西峰山頂(10:26) ⇒ 林道出合(10:51) ⇒ 林道出合〔下山口〕(11:30) ⇒ 駐車地(11:52)
  【総時間 3時間48分】

阿弥陀山山頂の展望台


阿弥陀山西峰山頂

今回の阿弥陀山は情報が少なく登山口が今一はっきりしない,また西峰への縦走路も笹が深いみたいで単独行には少々不安だった。
8時前に現着したものの登山口が分からず右往左往しながら,ようやく藪に埋もれた道路の奥に遊歩道の入口を発見した。しかし,藪化していたのは入口付近だけで,遊歩道に入ると徐々に藪は薄れた。
入口から5分足らずで貯水タンクに到着,ここからいよいよ斜面に取り付く。
杉の植林地の中は,遊歩道というより作業道で細く急勾配だ。
10分ほど上り,トラバースに入るとキバナアキギリやアキチョウジなど芸北や備北の山でよく見る山野草が咲いており,これにはびっくり。
トラバースが終わり再び急勾配の直登となる。15分ほど上ると林道に出て,少し左に進むと取付き階段があった。
ここから山頂まではミズナラやブナの自然林で林床には丈の低い笹が広がって目には優しいが,勾配は相変わらず急でなかなかしんどいルートだった。
10分ほどで尾根に上がり勾配が緩やかになると山頂の展望台に着いた。
展望台の2階にはネット情報どおり脚立があったが,これに上っても展望はほとんど無かった。なお,東峰の三角点は展望台階段手前の笹の中に埋もれていた。
西峰へは展望台の裏手から向かうが,藪が深くテープがあっても不安になる。しかし,ここも入口だけで藪を抜けると道ははっきりしてくる。
一旦下り,再度上ると電波塔群がある。更に北西に進み桧の植林地に入る。
赤い送電塔から南西に折れ,次の鉄塔から西に向い,鞍部まで下る。ここには,左折してキャンプ場?へと続くはっきりした道があるが,西峰へは藪を直進するルートだ。
鞍部から西峰山頂までは,腰から胸まである笹薮の中を進む。時折テープはあるが脱色してはっきりしない。
基本,尾根を外さなければ良いのだが,尾根自体がなだらかで途中に小ピーク越えもあり,とても分かり難い。
なんとか25分ほどで西峰山頂に到着したが,山頂には展望は無く,またルートの記憶が薄れない内にとすぐさま下山した。
心配したように下りのルートは上りの時より見え難い。
なだらかな地形で,どこも尾根道に見えるため,時折,上りの時の記憶を絞り出しながら脱色テープを見つけ,無事,鞍部分岐まで戻った。
鞍部の直ぐ先に北側を走る林道への下り道があり,帰りは安直にこれを利用した。
縦走路から林道まではすぐで,後は朝上ってきた林道出合までゆっくりと戻った。
林道出合からは往路を下ったが,上りの時の印象以上に勾配はきつく,西峰に向う藪漕ぎルートも含め,この道を遊歩道と表示する勇気に敬服する。
単独での西峰縦走は決してお勧めできるコースではない。
備 考  今回の花図鑑はこちら ⇒