出発日 令和元年9月15日(日)
目的地 庄原市  立烏帽子山(1299m) 〜 池ノ段(1279m) 〜 比婆山御陵(1264m)  足跡 ⇒ 
行 程 立烏帽子駐車場(8:22) ⇒ 立烏帽子山山頂(8:57) ⇒ 池ノ段分岐(9:40) ⇒ 池ノ段南尾根周辺 ⇒ 池ノ段分岐(11:17〜30) ⇒ 越原越(11:53) ⇒ 比婆山御陵(12:23〜30) ⇒ 御陵・烏帽子山鞍部(12:45) ⇒ 越原越(13:32) ⇒ 立烏帽子駐車場(14:20)
  【総時間 5時間58分】

立烏帽子山山頂


池ノ段分岐


比婆山御陵

9月も半ばに入り,山野草を見に I さんと比婆山に出かけて来た。
今回は山野草の撮影時間を十分に確保?するため,立烏帽子駐車場を利用した。
駐車場から立烏帽子山に向かうといきなりツルニンジンやアケボノシュスランが出迎えてくれた。
登山道は,青紫色のアキチョウジにや黄色いアキノキリンソウ,赤紫のミヤマママコナなど彩満載だった。 一方,ブナ林も朝日を浴びて光っていた。
30分ほどで比婆山連山最高峰の立烏帽子山山頂に到着した。
立烏帽子山頂付近から池の段の斜面にはミヤマホツツジが群生していた。
池ノ段の手前の鞍部まで下りるとシコクフウロがあちこちに咲き,池ノ段の上り斜面では今回のお目当てだったイワショウブの白い花が笹原にポツリポツリと咲いていた。
池ノ段の分岐まで上がると晴れた空の下,北には牛曳山から毛無山の稜線が延び,その奥にうっすらと船通山も確認できたが,大山までは無理だった。 北西には,比婆山御陵,吾妻山やその奥に猿政山が望めた。
池の段では,ススキが揺れる草原の向こうに福田頭が望める尾根の南端まで足を延ばし,湿原まで下りてみた。
踏み跡は消えかけていたものの,イワショウブは勿論のことシラヒゲソウ・アケボノソウ・タムラソウやトリカブトなどに出会えた。
池の段で1時間半ほどゆっくりと散策し,御陵に向かった。
越原越から御陵に続くブナの純林は,いつ来ても気持ちが落ち着く静かな森だ。
御陵で小休憩し,烏帽子山の鞍部に向かう頃に突然としてガスが沸き上がり,辺りが白く白濁したように色を失った。
鞍部からトラバース道に入ったところでとうとう雨が降ってきた。 しかしブナ林の中なので雨音ほど濡れない。
雨の中だが,サラシマショウマの白い花が綺麗だった。
越原越から立烏帽子山を横巻きするトラバース道に入るとキバナアキリギリが咲き乱れ,暫し見惚れる。
千引岩周辺で再びアケボノシュスランに出会うなど,秋の山野草を満喫した1日だった。
備 考  今回の花図鑑はこちら ⇒ その1   その2