東郷山山頂
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普通は大森八幡宮に車を置いて林道を歩くのだろうが,20分も舗装道路を歩きたくないので,登山口まで車で上がった。登山口には,数台分の駐車スペースがある。 まずは,谷に沿って山に入る。8分ほどで巡視路に出るので,右手の斜面に付けられた急勾配の巡視路を上る。
急な階段を上り切り,尾根に上がると幅2mほどの綺麗に刈り込まれた笹道が続いていた。中電に感謝!
第一鉄塔からは,南に寒山,南西に上勝成山やその奥に三倉岳が見えたが,大峯山の懸崖は手前の尾根や阿弥陀山の山頂で見え辛い。
次の第二鉄塔からは,阿弥陀山の奥に大峯山の懸崖がポコッと頭を覗かせていた。
第三鉄塔から再び急勾配の巡視路を上り,15分ほどで勾配が緩くなったと思ったら山頂だった。
東郷山の山頂には広場は無く,巡視路沿いに三角点があるだけで,展望もなく,標高1000m級の山頂にしてはとても残念だ。
少し休憩し,四本杉に向った。山頂から4本杉分岐までの稜線には,ブナ・ミズナラやモミの天然林が広がり美しい。
分岐から四本杉までは踏跡程度の道で,特に下り口は笹が覆い踏跡も見辛い。
苔むした倒木や岩に気を付けながら下り,20分で四本杉に到着。
樹齢400年を超える杉で,「森の巨人たち百選」に広島県で唯一選ばれた幹周9.9mの巨樹なのだ。
再び,東郷山山頂まで登り返し,往路を下った。
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