出発日 平成31年4月27日(土)
目的地 廿日市市  吉和冠山(1338.9m) 〜 広高山(1271m)  足跡 ⇒ 
行 程 一軒家駐車場(8:00) ⇒ 林道終点(8:55) ⇒ 大滝(9:49) ⇒ 中の谷源流(10:30) ⇒ 縦走路出合(11:08) ⇒ 吉和冠山山頂(11:24〜44) ⇒ 太田川源流碑(12:00) ⇒ 松ノ木峠分岐(12:19) ⇒ 後冠山分岐(12:32) ⇒ 後冠山(12:38) ⇒ ボーギノキビレ(13:00) ⇒ 広高山山頂(13:35〜46) ⇒ ボーギノキビレ(14:11) ⇒ 後冠山分岐(14:48) ⇒ 松ノ木峠分岐(15:05〜15) ⇒ 分岐(16:20) ⇒ 一軒家駐車場(16:55)
   【総時間 8 時間55分】
記 録

9時49分 大滝


10連休の初日は,I さんとカタクリの花を見ようと吉和冠山を歩くことにした。
上りのルートはI さんのチョイスで中の谷を詰めるマイナールートだ。
一軒家駐車場の直ぐ先を右折して,ひたすら林道を歩く。
この林道には枝線が結構あるので,間違うと確実に迷宮入りだが,I さんの先導で安心して歩ける。
歩き始めて40分ほどのT字路を右折してタキガ谷に伸びる脇線に入った。更に13分で林道が終わり,滝の右岸を高巻き,いよいよ中の谷に入る。
先日の雨で水量の増した沢を渡渉しながら谷を詰める。不覚にも左足を沢の中に着いてしまった。
30分ほどで二股を右の谷に入り,所々に残るワサビ田跡を経て大滝に出た。
15mほどの滝にはワイヤーロープが張ってあるが,岩が苔むして危なくてとても登れない。
暫く考えて,左岸の急急斜面に取り付いた。10分ほど格闘し,やっと滝の 上に出た。


11時24分 吉和冠山山頂


大滝の上流部は平坦な谷でタチカメバソウの群落が広がっていた。
色んな山野草を楽しみながら谷を詰めて行くと再び谷が狭まり傾斜が急になってきた。そろそろ中の谷の源流に近づいてきたようだ。
苔生した岩の隙間から水が流れている。源流だ。
源流部から尾根に上がると目当てのカタクリの花がちらほら見えるようになった。
しかし,今日は生憎の曇天,しかも気温が低い。そのため,カタクリは花を閉じていた。
吉和冠山の山頂は十数人のパーティでとても賑やかだった。
ひとまず北の懸崖に行き,いつもの展望を楽しみながら昼食をと思ったら,なんとバラバラと音を立てて雹が降ってきた。風も強く,とても寒く,北側の景色を眺めて早々に退散した。
山頂に戻ると先程のパーティが相変わらず占拠しており,写真も取れない。
ちゃんとしたリーダーが居ないパーティは,迷惑千万だ。

13時35分 広高山山頂


咲いたカタクリは無いかと寂地山方面に向った。
太田川の源流碑に立ち寄り,東大沼ヶ原のブナの大木に挨拶する。
縦走路脇には,かなりの群落があるものの,花は固く閉じていた。
天気は回復傾向にあるが,花が開くには日差しがまだ弱い。
花が開くにはもう少し時間が掛かるようなので,待つ時間を利用して広高山に足を延ばすことにした。
後冠山を経てボーギノキビレから広高山をピストンしたが,後冠山の山頂付近はなだらかで笹が深く,踏み跡もはっきりしない箇所があった。
単独行では不安だったので,この機会に行けたのはラッキーだった。
なお,広高山の山頂は展望が無く,わずかに途中で冠山の懸崖がちらりと見えただけだった。
広高山から縦走路に帰って来たら,ようやくカタクリが一輪二輪と開いてくれていた。
なんとか今年もカタクリの花に出会えて良かった。
備 考  今回の花図鑑はこちら ⇒