記 録
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10時36分 細い滝
3月は1度も山を歩いておらず,これまは不味いと大峯山へと車を走らせた。
今回は,西大峯山から大峯山に縦走するので,車を大峯山側に置き,自転車で西大峯山の登山口に向う。
登山口は,杉林の手前で丸木橋を渡った所にあり,ここから山に入る。
暗い杉林の中を10分ほど歩くと七人墓に着いたが,石碑は二つしか見えなかった。
墓から4分ほどで沢が左右に分かれるので,渡渉して中尾根を登る。
尾根に上がると明るい落葉樹林帯になり,3分ほどで細長い滝が現れる。
林床が丈の低い笹に変わるものの,明るい尾根道を登っていくと15分ほどで,く西大峯山と大峯山をつなぐ主稜線の縦走路に出た。
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11時02分 西大峯山山頂
まずは,西大峯山に向った。 縦走路は,葉を落としたシロモジやミズナラの林で空が透けて見え,歩いていても気持ちがいい。
西大峯山の山頂広場は,北西側と南側の木が切り払われていたが,生憎の天気で遠望が全く利かない。
西北の奥(楕円)にかすかに白く見えるのは女鹿平山のスキー場だろうか。
大峯山への縦走路は,ほとんどが落葉樹林帯なので冬は明るく歩き易いが,西のた鞍部だけは杉林の暗い平坦地で,少しルートが分かり難い。
西のた鞍部から963ピークを越えて標高1000mまで登って来ると右手に大きなブナの木が現れる。
峯太郎ブナだ。
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12時01分 大峯山山頂
西大峰山から50分ほどで大峯山山頂に到着した。
山頂は,抜群の展望地なのだが,今日は雪雲で暗く,遠くは白く霞んでいる。
肉眼で確認できるのは,山頂の造成地が痛ましい野貝原山,大野権現山の奥には宮島の山々や経小屋山,上勝成山の奥の三倉岳ぐらいだ。
折角なので,廻り縁まで行ったものの,今回も廻らず岩のテラスから下を覗き込んで終わり。
下山する頃に小雪が舞いだし,下るにつれみぞれから雨に変わった。
下山に使った登山道は急勾配の木段仕様で濡れると滑るし,しかも1段1段が高く,膝にはとても負担になる。
やはり,こちらは上りに使うべきだったと後悔した。
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