記 録
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8時48分 真砂土の崖地
第一級の寒波が来るというので,広島県で一番南に位置する倉橋の岳浦山を歩くことにした。
城岸鼻の先で車を駐車し,林道に入ると3分ほどで登山口がある。
ここから急斜面に取り付くが,7分ほどで2合地に上がる。
ここで展望が開け,芸予諸島の島並みが広がった。
柱島の奥には周防大島の山々も見える。
3合地を過ぎると真砂土のがけ地に出る。
ここから見える安芸灘の海は島が少なく広々としている。
北の岩山のその奥に見えるのが岳浦山だろうか。
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9時27分 大岩
開けた真砂土の羊歯道を登っていくと雑木林の中に石積みの遺構が出現する。
能美島の砲台山にある高射砲台やレーダー所の跡みたいだが,規模が小さく,役に立ったのだろうか。
235ピークを越えて次の上り斜面に大岩があったので,縦走路を外れて寄ってみた。
中々の大岩で高度感もありロープが張ってあるが,細く全面的に頼るのも恐いので迂回して上に出た。
気が付くと気温が一段と下がり,空は雪雲に覆われた。
小雪が落ちてきたと思ったら,本降りになり,30分ほどで登山道は白く薄化粧した。
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10時22分 岳浦山山頂
雪で白くなった羊歯道を登り10合地に出た。普通,10合目は山頂だが,岳浦山の山頂はまだ先で,合地は合目を意味していないみたいだ。
山頂は,10合地から4分ほどの雑木林の中にあった。
寒いものの腹が減ったので,寒々しい山頂広場でランチタイム。
当初は,登山口から山頂をピストンする予定だったが,上る時に10合地手前に西宇土へ下りる分岐があったので,これを下りることにした。
道ははっきりしているが,急勾配の斜面が続くため今日のような雪の日は滑って少し危ない。
しかし,距離が短いので,1時間ほどで西宇土集落に下りてしまった。
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