記 録
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10時55 莇ヶ岳山頂
今回は,久しぶりにTさんも参加してITO山の会フルメンバーでの山行となった。
国道315号を屋敷林道に右折した所にある駐車場から歩き始める。
15分ほどでシャクナゲ尾根の尾根コースの登山口に到着した。
尾根コースは,いきなりの桧林の急登で始まった。
急勾配の小ピークを越えた所が十字鞍部で,どうやら林道の最奥にある駐車場から登って来れるらしい。
またまた急勾配を登り,右側の尾根と合流した地点が展望地だ。
しかし,莇ヶ岳や弟見山,十種ヶ峰が木々の隙間からやっと見えるだけで物足りない。
展望地から10分ほどで尾根の縦走路に出た。
まずは,なだらかな縦走路を右に取り莇ヶ岳に向かった。
縦走路は,明るい新緑のブナ林で,足元にはイワカガミの花が群生していた。
振り返るとこの後向かう弟見山を見ることができた。
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12時40分 弟見山直下展望地
莇ヶ岳の山頂には,避難小屋も設置された明るい広場があった。
残念なことに山頂広場のカタクリの花は既に散ってしまっていた。
山頂からは東側の180度が開けていたが,山座同定が難しい。
鉄塔のある長野山,電波等が乱立する石ヶ岳やすぐ隣の飯ヶ岳ぐらいで,後はお手上げだ。
山頂南東側にある鎖場に行ってみると,上から5mぐらい見えるものの,そこから下は上からは見えない角度で自分には無理そうだった。
弟見山へは,小さなアップダウンを経て標高900mまで下り,急勾配を983ピークに登り直す。 再び最低鞍部に下り,標高差160m上の山頂直下の展望地を目指す。
この上りは,急勾配のうえ一直線で見通せるため,体力的にも精神的にも辛かった。
展望地の手前の尾根付近からカタクリの花が現れ始め,一安心。
展望地では,南面の大展望を楽しみながら,熱々の鍋焼きうどんに舌鼓を打った。
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13時14分 弟見山山頂
莇ヶ岳では花が見れなかったので,ここも駄目なら,明日,しんどくても寂地山を歩こうかと思っていたが,杞憂に終わった。
展望地から弟見山の山頂までは,正にカタクリロードで,カタクリの花が今を盛りに咲き誇っていた。
寂地山のカタクリよりも小ぶりだが,花はしっかりとしている。
カタクリの群生に,ここまで4時間20分,しんどい上り坂を登って来た甲斐があった。
帰りは,屋敷林道分岐から屋敷林道を目指した。
たった10数分の下りだったが,真下に降りるような道で,張られたロープを支えにしないと足場が確保できないほどの急坂だった。
林道終点から2kmほどは広めの登山道とたいして変わりはなかったが,残りはコンクリートやアスファルト舗装で疲れた足に辛い。
車を置いてある駐車場まで約4kmの林道に1時間半ほど掛かった。
帰りに石船温泉憩の家で一風呂浴びて帰宅した。 |