記 録
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9時27分 大野権現山山頂
今回は,Iさんと大野権現山から船倉山・高見山までの縦走に出かけた。
朝から驚くほどの快晴,お陰で,下峠バス停付近の気温は零度だった。
北に大峯山を背負いながら青光園団地を目指し,団地の南奥詰めから山に入った。
ぬかるむ沢のような道を抜け,谷を詰めること20分ほどで峠に到着。
峠を左に取り主稜線に取り付く。
直ぐに急登が始まり,勾配がきつくなるにつれ大きな岩が多くなってきた。
峠から20分ほど上ると展望岩があり,絶景が広がっていた。
正面に大峯山,その左手に雪が残る吉和冠山,更にその左手には三倉山の岩壁が見渡せた。
このコースは,この景色が見れるだけで十分来る価値がある。
大きな岩が更に増え,岩 と岩の間を抜けながら上っていくと大野権現山の山頂広場に到着した。
山頂からは,大峯山に加えて,東郷山,廃墟の建つ野貝原山が見渡せたが,これから歩く船倉山方面の山々は特定が難しかった。ここでも暫し休憩。
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10時35分 おむすび岩
山頂から真西に直接下り,下の遊歩道に合流する。
主稜線を歩くこと50分ほどで「おむすび岩」に到着。
ここのテラスからも経小屋山や傘山,その奥には鉄塔が乱立する高照寺山や氷室岳,更に西には三倉山や羅漢山などが見渡せた。
江田島の宇根山の奥にはうっすらと四国山脈の稜線も確認できた。
おむすび岩から分岐に戻り急な坂道を下ると10分ほどでテラスがあり,烏帽子山が正面に見えた。
上峠分岐のある十字路鞍部まで下り,ここから20分ほど掛け て烏帽子山まで標高差130mを上り返した。
烏帽子岩まで行くと大野権現山の奥に山口の山々が広がっていた。
烏帽子山から船倉山への縦走路は,はっきりしているのだが分岐が多く,特にまっすぐな尾根道が続くのに直角に折れる方が本線という箇所が数箇所あり,分岐の案内プレートを見逃すとやばい!
展望のない尾根道を歩くこと50分で崩壊地の脇を抜けるが,ここからの景色もなかなかのものだった。
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13時40分 船倉山山頂
崩壊地から更に5分ほど歩くと展望岩に出る。
ここからは,白木山や呉娑々宇山など広島市内から野呂山など呉方面の山々が見渡せた。
少し見え難いが,砲台山の奥に石鎚山や瓶ヶ森の稜線が確認できた。
ここでも景色に見とれて,またまた20分ほどの大休憩。
展望岩から10分ほどで船倉山の山頂に到着。
山頂の展望岩からも広島市内の山々は一望にできたが,肝心の宮島は弥山が精一杯だった。
ここから,一旦,白糸の滝の源流まで下り,更に結構な標高差のあるピークを超えて最後の高見山に到着。
途中,西方面を見ると手前の627ピークの右手に「おむすび岩」が確認できた。
高見山山頂から下の滝までの標高差が300m,風化花崗岩で滑りやすい急坂を一気に下り,最後に滝を横切って本日の縦走をほぼ終了。
ただし,ここからJR前空駅まで約3.5km,1時間の道のりは長かった。
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