出発日 平成30年2月17日(土)
目的地 広島市安佐北区 小掛山(816m) 〜 可部冠山(735.6m)    足跡 ⇒ 
行 程 南原峡駐車場(8:03) ⇒ 中倉峠(9:19) ⇒ 中倉山(9:39) ⇒ 大光尾根 ⇒ 中倉山(10:22) ⇒ アセビの丘(10:46) ⇒ 山車展望台(11:31) ⇒ 小掛山山頂(12:08) ⇒ 小掛湿原(12:22) ⇒ 大掛別れ(12:28) ⇒ イワカガミ展望台(12:31) ⇒ 展望台(12:55) ⇒ のぞき岩(13:01) ⇒ 可部峠(13:07) ⇒ 可部冠山山頂(13:22) ⇒ 西冠山(13:50) ⇒ 南原峡駐車場(14:55)    【総時間 6時間52分】 
記 録


9時19分 中倉山


まずいことに朝起きたと同時に左脹脛に痙攣。
少し痛みが残るもののシップとテーピングで誤魔化し,出発する。
龍頭ケ原園地駐車場から西冠山→可部冠山→小掛山→中倉峠の右回りを予定していたが,右足の痛みが和らぐまで急坂はやばいので,逆ルートで歩くことにした。
駐車場を出て,中倉峠までゆっくりと林道を歩く。
45分ほど歩いた辺りで林道が荒れ始め,1時間を過ぎた頃ようやく雪の中に佇む中倉峠の休憩小屋に着いた。
いよいよ雪の登山道に突入。
積雪は20cm程度だが,気温が低いので,『ザッ,ザッ』と硬い音がして,靴は5cmぐらいしか沈まない。
急坂を20分で中倉山山頂の分岐に到着したが,ここでいつもの大間違い。
右手の道は真っ白,左手は踏み跡がうっすら。地図を広げることなく,左手に折れた。
しかし,尾根を下ること20分,右手に可部冠山の東壁が見え出したところで,ようやく地図を確認し,大光尾根を下っていることに気づいた。
中倉山まで往復40分の寄り道だった。



11時31分 山車展望台


中倉山から4分で「三本松」,しかし立っているのは1本のみ。
急な坂を一旦下り,小さなアップダウンを繰り返しながら20分ほどで「アセビの丘」に到着。
ここから尾根沿いに南に4分ほど行くと分岐があり,右の谷下りていく。
この辺りになると積雪が30cmほどに増えた。
まだ気温が低いので,踏み音は『ザク,ザク』と硬い音がするが,靴は20cmほど埋まるようになった。
足にかなりの負担があり,歩く速度が上がらない。
50分ほど掛かってようやく「山車展望台」に到着。
ここでは,南東に備前坊山,南西には堂床山,北側には備北の山々が見渡せた。
小掛山を上る頃には,気温が上がって踏み音も『サク,サク』と柔らかく,時として30cm近く沈むようになった。
ここで役立ったのが,先人ならぬ鹿のトレースで,歩幅がちょうど同じぐらいなので助かった。
小掛山を下りた小掛湿原は真っ白の広場だったが,池?に落ちては大変とあまり近くには寄れなかった。


13時22分 可部冠山山頂


イワカガミ展望台でやっと西側の展望が開け,海見山や龍頭山など芸北の山々が見渡せた。
展望岩・のぞき岩を経て,真新しい「石見街道一里塚跡」の石柱が建つ可部峠に到着した。
ここから可部冠山の15分が本日一番の急登で,緩くなった雪で踏ん張りか利かず,なんども滑った。
出発から5時間余り,ようやく可部冠山の山頂にたどり着いた。
真っ青な空のもと,山頂からの展望をゆっくりと楽しみたかったが,風が強くとても寒い。
360度の景色〔備前坊山,小掛山,海見山,堂床山〕を写真に収め,急いで下山することにした。
樹林帯の縦走路の一角に小さなプレートが掛かる西冠山まで来たところで,ようやく遅い昼食を軽く取った。
西冠山から龍頭ケ原園地駐車場までは下り一本だが,これが長かった。
ずーっと樹林帯で眺望はなく,ただ一箇所,わずかに堂床山と明神ダムのダム湖が覗けただけだった。
心配していた左脹脛は最後までなんとかもってくれたが,雪のお陰で両太腿が相当に疲れた山行だった。