記 録
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8時53分 市間山山頂
牛首峠に着いた頃には雨が上がり,僅かな日差しが森を照らしてくれた。
しかし,それも一時で,登山口から山に入ると徐々にガスが湧き出し,ハチガ谷の頭へ上がる桧林の急登では靄ってきた。
今回のルートは登山口が標高800mもあるため,1108mの市間山の山頂までの比高はたったの300mと短いが,ハチガ谷の頭以外は急斜面が続く。
今日のように雨で濡れている場合は手も使って身体を支えないと滑り落ちそうな箇所もあった。
植林地と雑木林の境界に付けられた登山道を登ること40分ほどで市間山の山頂に到着した。
山頂広場には,立派なプレートがあるものの展望は無い。
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9時35分 立岩山山頂
市間山の山頂から立岩山までの縦走路は,整備された気持ちの良い登山道が続いている。
特に,市間山の山頂周辺からは,林床の笹の中にブナやミズナラの木が林立し,葉を落としているこの季節でも癒される。また,霧の中に霞む景色は幻想的でもある。
気付くと小雪が降りだし,20分ほどで,笹が少し白くなった。
森は葉を落として雪雲でも薄暗くはないが,単独でもあり,大きなブナの木に熊棚っぽいものを見つけると少し不安になる。
まぁ,今日は寒いし,山の主も出ては来ないだろうと思いつつもザックの鈴の音に安心する。
市間山から40分で立岩山に到着した。
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10時36分 ブナ林の縦走路
立岩山山頂は,今回のルートで唯一の展望地だが,今回はガスで覆われ,市間山山頂はおろか,歩いて来た縦走路も真っ白!
仕方ないので,立岩を見に行ってみたが,数年前一度見ただけなので,どんな形の岩がどの辺にあったか覚えていない。
10分ほど南下してみたが,分からないで引き返していると山頂直下に三角錐の岩があり,自信は無いが,これだと一人納得する。
帰りはブナ林・・を堪能しながら,初冬の山歩きをのーんびりと楽しんだ。
今回の山行で,里山キング20山を踏査できた。7月の松笠山から半年でのクリアーはまずまずか。
来年は,どこを歩いてみようか。
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