出発日 平成30年12月22日(土)
目的地 北広島町  熊城山(997.4m) 〜 丸掛山(1002m)    足跡 ⇒ 
行 程 林道終点(12:00) ⇒ 丸掛山分岐(12:08) ⇒ 丸掛山山頂(12:21) ⇒ 丸掛山分岐(12:35) ⇒ ブナの広場(12:41) ⇒ 熊城山山頂(12:51) ⇒ 林道終点(13:16)
  【総時間 1時間16分】 
記 録

11時40分 天狗シデ群生地


朝方は雨が残るが昼過ぎからは晴れ間も見えるというので,短時間で歩ける熊城山に向った。
歩くだけではもったいないので,天狗シデの群生地に立ち寄った。
ここの群落は国の天然記念物に指定されている。
町の案内板によると『イヌシデの一変種で,幹や枝がくねくねと曲がり,枝先がしだれるなど,その独特な姿に特徴がある。この特徴は突然変異と考えられるが,通常,一代限りで終わる。 それが,代々受け継がれ群落を形成することは世界的にも珍しく,国の天然記念物に指定された。 』とある。
今は,葉が落ち,幹と枝だけだが,その異様さは凄みがあった。


12時21分 丸掛山山頂


ルート上,車の入れる道路は原則歩かない主義なので,臆面も無く林道終点まで車で上がる。
林道終点の標高が850m,既に白木山の9合目より高い。
整備された遊歩道を丸掛山と熊城山の鞍部に向う。
この遊歩道には砂利が敷き詰められているが,傾斜のある斜面では,靴底で砂利が転がるので非常に歩き難い。
雨こそ落ちないが,ガスが掛かって,展望は全くない。
鞍部の分岐から丸掛山に向った。
杉や桧の針葉樹の森を抜け,10分ほどで到着した。
モノトーンの風景の中にツルシキミの赤い実が鮮やかだった。


12時51分 熊城山山頂


丸掛山から下る頃からガスが濃くなり,遊歩道がガスの中に霞むほどだ。
熊城山への上りの途中にブナの広場がある。
この辺りのブナは幹周り1m前後の細いものだが,幹周りが3mほどの大木もちらほらあった。
以前の熊城山山頂は遊歩道から少し入った所にあり分かり難かったが,今は,周りの木々が刈り取られ,遊歩道から山頂プレートも見え,広場のようになっていた。
山頂には展望が全くなく,速やかに下山した。
帰りは,大岩が散見する広葉樹の森を抜け,30分も掛からず駐車場に帰ってきた。