記 録
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10時04分 向半四郎山山頂
山深く,かつ熊の生息地であるため,歩くのを諦めていた半四郎山・広見山をIさんの案内でやっと歩くことができた。
吉和から酷(国)道488号を匹見に向け走る。
先日の台風の影響か?やたらと枝や枯葉が道に散乱していた。
小谷橋に車を置き,山に入る。
石積みが残る谷筋を暫く行くと一転して右手の斜面に取り付く。
杉林も桧林に変わり急登となる。
40分ほどで視界の開けた尾根に上がった。
南西側には大神ヶ岳と赤谷山,その右にかすかに安蔵寺山,南東側には,手前の稜線の上に吉和冠山と寂地山の山頂が覗いていた。
東側には旧羅漢山と焼杉山のなだらかな稜線,展望を楽しみながら向半四郎山に到着した。
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10時37分 半四郎山山頂
向半四郎山の山頂から広見山へと続く縦走路が一望にできた。
山頂から,北東側の笹の斜面を鞍部に下る。
踏み跡は消えてはいないが,再度笹を刈り込むか,人が歩かないと数年の寿命か?
標高差で70mほど下って,同じぐらい上り返した所が半四郎山の山頂だ。
半四郎山からは,真北にのっぺりとした稜線を持つ広見山や格好の良い春日山が望めた。 もちろん東側には恐羅漢山の稜線が続いている。
半四郎山から5分ほど下っ所に杉の大木がある。
更にぶな林を下り,鞍部を経て,今度は胸まである笹の海にミズナラやブナが立つ,これぞ西中国山地の森という中を歩く。
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11時48分 広見山山頂
笹海を抜けて辿り着いた広見山の山頂には,見事なリンドウが咲き誇っていた。
数としては20株程度だが,一株一株が大きく,色も濃く,曇天の下でも輝いていた。
広見山まで来ると恐羅漢山の稜線がはっきりと分かるようになった。
広見山から転げ落ちるように急斜面を下り,暗い杉の植林帯に下りる。植林地だけに時々ルートが不明瞭になる。
小さな沢を何度か渡り,荒れた林道に出る。更に進み少し大きな沢を渡って明るい広見林道に出た。
ここから小谷橋までは,横を流れる渓流や道端の山野草の撮影で退屈はしないが,やはり長い。
1時間ほど掛かってやっと小谷橋まで帰ってきた。
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