出発日 平成30年10月28日(日)
目的地 廿日市市  十方山 (1,318.8m)    足跡 ⇒ 
行 程 立岩登山口(9:00) ⇒ 瀬戸の滝(9:19) ⇒ 縦走路出合(9:44) ⇒ 五合目(10:27) ⇒ 十方山山頂(11:15~11:25) ⇒ 十方最高地点(11:33~47) ⇒ 五合目(12:35) ⇒ 立岩登山口(13:17)
   【総時間 4時間17分】 
記 録

9時19分 瀬戸の滝


紅葉を見たいと十方山に出掛けた。
立岩登山口に着くと既に駐車場は満杯で,しかも貸切バスからぞろぞろと降りて来た。
大パーティの後ろを歩くようになったら堪らんと急いで出発!
渓流の木々は紅葉には,ほど遠かったが,せせらぎを聞きながら静かな渓流を楽しんだ。
途中のゴルジュ帯の三連橋は新しく架け替えられていた。
瀬戸の滝の展望台は,既に別の大パーティで満杯状態だった。
それにしても実に騒がしい。
静かに自然を楽しむ感性はないのかと疑ってしまう。
瀬戸の滝は,原生林に囲まれた高さ63mの二段滝で水量も多い。
ちなみに上段の滝は,下段の滝と違い,展望台からは木に覆われて見難く,登山道を少し上がった所からでないと良く見えなかった。


11時15分 十方山山頂


結局,最初のパーティのしんがりを務めることになった。
滝から本来の縦走路までは標高差約150m,結構しんどい。
縦走路に出ても沢沿いの急勾配の登山道が続いた。
標高800m付近で尾根に上がり,色づき始めたブナやミズナラを楽しみながら高度を稼ぐ。
この尾根道に展望はなく,僅かに市間山が見えただけだった。
登山口から1時間半掛かってようやく五合目に到着。
ここでやっと山頂付近が見えたが,まだまだ遠い。
しかし,ブナの葉も黄色くなり,ミズナラの葉も色づいて,とても美しい。
森を抜けるとそこは笹原だった。山頂まであと少しだ。
歩き始めて2時間15分,十方山三角点に到着した。


11時33分 十方最高地点


山頂は,バス組がまだ到着していないので,割と静かだった。
曇り空の割には遠望が利いた。
南側には吉和冠山から寂地山,東側は写真では難しいが,双眼鏡では瀬戸内海まで見通せて,峠島や似島,東郷山の奥には灰ヶ峰や野呂山まで確認できたと思う。
近・中景の山座同定を楽しんだ後,十方最高点まで足を延ばし,そこで昼休憩とした。
最高地点から獅子ヶ谷方面に20~30mほど下った所に自然の盆栽がある。
3mほどの岩の上に幹が3本。しかし,よく見ると幹は全て繋がっている。
元々1本の木なのか合体したのか分からないが,これも自然の造形だ。
帰りも目の前に広がる吉和冠山や山口・島根の山々を楽しみながら,下った。