記 録
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9時00分 大神ヶ岳山頂
今回は,先週,向半四郎山から見えた大神ケ岳と赤谷山を縦走することになった。
吉和から八郎川沿いの細い林道を走り,大神ケ嶽の登山口に到着。
急斜面の杉林の中をジグを切りながらゆっくりと登ると,20分ほどで植林地が終わり,平岩に着く。
更に,10分ほどで山葵天狗社,その次の「潜り岩」を過ぎると傾斜が一段ときつくなった。
くにびき国体採火地の石碑と三坂大明神の祠がある大神ヶ岳の山頂直下で一休み。 見上げる岩壁は絶壁だった。
まずは,左回りで山頂に向かった。
大神ヶ岳の山頂の東端まで行くと東側の展望が開け,先週歩いた広見山や恐羅漢山方面が見渡せた。
中央部の展望岩からは正面に吉和冠山から寂地山に連なる稜線,更に谷を挟んで安蔵寺山が見渡せた。
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9時27分 笹の展望地
大神ヶ岳でゆっくりと大パノラマを眺めている内に,20分近くも経ってしまっていた。 景色に見とれて時間を忘れてしまう。
赤谷山への縦走路は,最低鞍部に向かって結構急な下り坂だった。
途中のブナが,ようやく黄色く色づき始めたようで,青空に映えて綺麗だった。
再び標高差で50mほど上り返した所が1170mの笹の展望地だ。
ここは,赤谷山方面が若干木に覆われているものの,その他は遮るものがない大展望が楽しめた。
北に春日山や広見山,その奥に風力発電が見える弥畝山,その右手に恐羅漢山など,東は大神ヶ岳と少し角度が変わった山口県と島根県の県境を形成する山々達。
帰ってからの山座同定が楽しみだ。
ほとんど同じ景色だが,見飽きることなく,ゆっくりと眺望を楽しんだ。
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10時21分 赤谷山山頂
草の展望地から立岩に向かう。
この辺りのブナも,かなり黄色く色づいて綺麗だった。
陽に照らされて立岩の岩壁は,実にみごとだった。しばし見とれた。
立岩の岩壁の右側を回り込み急斜面を登ると立岩の頂上だ。
見える山は同じだが,やはり素晴らしい景色だ。
正面に安蔵寺山の大きな山容山塊が広がっていた。当然,暫し休憩。
立岩から赤谷山山頂に続くブナ林は林床の笹原と相まってとても美しい森だった。
赤谷山の三角点は,潅木に囲まれた小さな広場に設置されていた。
当然,帰りも立岩や草原の展望地で展望を楽しんだ。
お陰で,総時間4時間30分の内,歩いたのは約3時間弱で,残り1時間40分余りは展望にうつつを抜かしていた。
これほど展望を楽しんだ山もない。
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