出発日 平成29年9月3日(日)
目的地 北広島町 寒曳山 (825.7m)  足跡 ⇒ 
行 程 間所集会所(8:55) ⇒ 登山口(9:30) ⇒ 千人岩(9:43) ⇒ 直登コース分岐(10:01) ⇒  天狗岩(10:15〜30) ⇒ 寒曳山山頂(10:34) ⇒ 鞍部(10:50) ⇒ 森進入口(11:07) ⇒ ゆとりの森分岐(11:14) ⇒ ゆとりの森登山口(11:28) ⇒ 間所集会所(11:44)
  【総時間 2時間49分】
記 録


9時43分 千人岩


朝,尾道を出発して三次経由で大朝ICで下りた。
山陽道経由より早く,しかも無料区間がある分安上がりだった。
間所集会所に車を置かしてもらい,稲刈りを待つ田んぼの間を抜け,浜田自動車道の下を潜り,舗装道路を30分ほど歩いた。
車道の行き止まり?地点が登山口なのだが,登山口を示すプレート類はなかった。
ただ,幅2mの未舗装道路のような山道が続いていて,歩き易かった。
暫く歩くと5mほどの大岩があり,ここもプレートはないが,赤い小さなお社があるので「千人岩」だと気づく。
緩やかな山道も高度が上がるにつれて徐々に急になり,山の真南にあった登山口から真東まで90度回った所に,直登コースの分岐点があった。
分岐からは,まさに急勾配の山道で,トラロープならぬ鎖が掛けてあった。
しかし,経年劣化か鎖をつなぐ鉄柱がいたる所でこけていた。



10時15分 天狗岩


分岐から15分ほどで東の肩に上がると山道は右手に尾根を上って行っていた。
そのまま右手に折れようと,ふと左手を見ると道らしき踏み跡があり,覗いてみるとなんとそこが「天狗岩」だった。
この山で唯一の展望地を危なく通り過ぎてしまうところだった。
「天狗岩」は東南側を中心にに250度の大展望が開けていた。
真西に瑞穂ハイランドのある阿佐山北峰と阿佐山〔南峰〕,畳山の左奥には,掛頭山と臥龍山。
南東には,先月歩いた熊城山から樋佐毛山へと続く稜線,その左手には,鉄塔の建つ加計山と火野山,東側には,雉子の目山や唐代山
確認できた山並みの更にその奥には,一つ一つの山の特定は難しいものの広島市や東広島市の山々が延々と広がっていた。
なお,現地で特定できなかった山も『ひろしま百山(私の踏み跡)Akimasa Net』さんのカシミール展望図を利用させてもらい,なんとか追記できた。


10時34分 寒曳山山頂


天狗岩から5分ほどで,広場のある寒曳山の山頂に到着した。
山頂の展望は北側の一部だけで,石見冠山の鋭鋒とその右奥に三瓶山がうっすらと見えた。
山頂から稜線沿いに延びる道は,すぐに胸まである笹藪になり,我慢して道を辿ると鞍部に出た。
しかし,ここでルートを消失し,北側のスキー場にエスケープ。
ゲレンデには,胸から首の高さのススキヶ原が広がっていて,ここでも正規のルートを外してしまった。
ただし,ここから見る石見冠山の山容はとても形が良かった。
ゲレンデの反対側に鬼ユリを見つけ,泳いで行くとそこに山道,再び本来ルートに戻ってきた。
再度森に入り,ゆとりの森への分岐から急勾配の坂道を一気に下った。
途中,一輪のヤマジノホトトギスに出会った。
この山は,取り付を始めルート全体に表示がなく,初めて来る登山者には全く優しくない山だった。