記 録
|
8時22分 猿田彦大神
最後の夏休みを加えての4連休は,山に,海に,行く予定だったが,台風のお陰で初日の山歩きだけになりそうだ。
初日は曇りの予報なので,山の中ではなんとか持って欲しい。
真砂地区振興センターに車を止めさせてもらい出発した。
天満宮と八幡宮が並んだ珍しいお宮の先にある最終民家から山に入った。
竹林を抜け,両側が抉られ掘割のようになった道を歩くこと20分程で猿田彦大神に着いた。
説明板に「中休み並木」とあるので,日晩峠の中間地点なのか。
更に20分ほど歩くとほとんど枯れた「斗舛石の清水」に着き,そこから10分で日晩峠に着いた。
峠と言っても今は日晩山への道しかなく,かつて匹見の集落に通じていたであろう道は笹の中に消えていた。
峠には,歌碑や東屋の建つ公園?が整備されていて,展望地からは益田の町の向こうに日本海が見えた。
|
8時55分 日晩峠の展望地
峠までは,幅が2.5mもある林道と見間違うほどのかつての往還道を歩いてきたが,峠からの縦走路は,所々に笹路もある通常の山道だった。
日晩峠から山頂までの2kmの道のりで標高差はたったの260m,こりゃ楽勝かと思いきや,小さなアップダウンが幾つもあり,結構体力を使った。
途中,ツルニンジンやアキチョウジが咲き,特に驚いたのが,普段なら一輪から二輪で咲いているヤマジノホトトギスがここでは7連〜8連と鈴なり?で咲いていた。
山頂まで500mのプレートを過ぎると間もなく第二展望台に到着する。
第二展望台では,少しばかり林が煩いが,それでも旧羅漢・恐羅漢山から聖山・高岳へと連なる稜線が見渡せた。 また,木々の間から見える特徴ある絶壁は吉和冠山だろうか?
北側に広がる島根の山々は残念ながら特定できなかった。
|
11時02分 日晩山山頂
日晩山の山頂にはスチール製の展望台が設置されていて,益田の街が一望にできた。
山頂広場の奥の展望地からは,東に恐羅漢山から聖山・高岳,その左に臥龍山と掛頭山が,また南には安蔵寺山,南西には青野山や十種ヶ峰と島根の山々が見渡せた。
山頂からは蛇瀧経由で下山することにし,急勾配の植林地を下った。
幾つかの滝を経て,蛇瀧観音堂分岐に着いた。
分岐から少し行くと両側が切り立った絶壁に出る。
絶壁には鉄パイプで作られた階段が設置されていたが,これが結構な年代物で錆びている上に,橋に至っては基礎の一部が壊れていた。
今回は,観音堂の絶壁ルートや多くの山野草,更に,帰りに立ち寄った双川峡の「養戸の滝(高さ20m)」,美都温泉元湯館など色々と楽しめて,十分に満足できた。
|