記 録
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9時15分 砥石郷山山頂
県内最高峰の恐羅漢山は,これまで夏焼峠経由で上り,立山尾根を下りていた。
今回は,砥石郷山に寄ってから,台所原経由で恐羅漢山を歩くことにした。
まずは,夏焼峠に向かったが,天気は曇りで青空はまったく見えない。
砥石郷山分岐から1166ピークまでは急勾配の坂道の連続だったが,1166ピークを越えると一転してなだらかな稜線が山頂まで続いていた。
しかし,夜露が付いた笹道で,胸以下はビショビショに濡れてしまった。
笹が切れた箇所にはヤマジノホトトギスがあちこち咲いていた。
砥石郷の山頂には広場はあるが,開けているのは南東側だけで,今日はガスで真っ白。
帰りの1166ピークでガスが取れ,恐羅漢山を望むことができた。
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11時56分 恐羅漢山山頂
夏焼峠に戻り早手峠から中ノ甲林道経由で台所原平を目指した。
中ノ甲林道は林道と言ってもほとんど笹や草で覆われ,しかも展望も無い。
林道を30分ほど歩くと台所原平の広場に出た。
広場から5分ほどで台所原に到着。
ここから恐羅漢山山頂まで標高差350m,徐々に勾配が急となり,最後の150mは結構きつい。
周りは原生林で,高度を上げるとともにブナの巨木も混じり,目には優しい景色だが,いかんせん風が通らない。
高温注意情報が出ているだけあって,森の中はとても蒸し暑く,塩分と水分を交互に取りながら歩いた。
汗びっしょりになり,両足にだるい重さを感じながら1時間ほど掛かって,ようやく恐羅漢山山頂に到着した。
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12時30分 旧羅漢山山頂
雲が低く視界は悪かったので,少し休憩した後,旧羅漢山に向かった。
途中,十方山の稜線を一望できる場所があり,その稜線の奥に天上山や東郷山らしき山容が確認できた。
旧羅漢まで来ると急に空が晴れだし,山頂の大岩から西側の広見山や春日山を望むことができた。
再び恐羅漢山の山頂に帰ってみるとかなり青空が広がって,深入山や臥龍山など北側の山々が見渡せるようになっていた。
夏焼峠経由で帰ろうと北側に稜線を下ったのだが,カヤバタの分岐でどちらが本線か分からず適当に右手に下りたのが失敗で,カヤバタゲレンデに出てしまった。
しかし,お陰でゲレンデから砥石郷山の山容全体をようやく眺めることできた。
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