記 録
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9時59分 熊城山山頂
まずは,国の天然記念物「天狗シデ」
に立ち寄って見たが,さすがに,異様な枝振りと大きさだった。
登山は林道終点から出発。
※ アスファルトは原則歩かない!
遊歩道の巻き道を通って「広葉樹の森」を抜け主稜線に上がる。
山頂は遊歩道から5mほど入ったところにあるので,へたをすると気づかないで通り過ぎてしまいそうだ。
森の中なので,当然,展望もなし。
尾根一帯は「マンサクの道」だというが,花の時期でないため,今はただの森。
駐車場の手前の南斜面で展望が開けたが,残念ながら個々の特定は難しかった。
なお,帰りの東屋からは,杉の幹ごしに寒曳山など大朝の山々が一望にできた。
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11時47分 大門の原
大朝IC付近の寒曳山,火野山,熊城山は,短時間で登れるが,さすがに一日で3峰はハードなので,今回は,火野山を歩いて帰ることにした。
大朝の街中から行くと中山峠に掛かる案内板は裏になり,通り過ぎてしまった。
引き返して,山に入ると駐車場が整備されていた。
この山は,吉川春元が整備した山城だが,これまで訪れた中でも一番山城らしい地形や屋敷跡が残っていた。
まず,沢に沿って谷を詰めて行く。
吹き降ろす風が涼しく心地いい。
浄必寺跡分岐から沢を離れ,高巻きになる。
徐々に勾配がきつくなったところが,中城(なかじょう)。
勾配はここから一段ときつくなり,「大門の原」に上がるのに少し喘いだ。
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11時56分 火野山山頂
広々とした「大広間の段」から当時の石垣の横を上り,更に少し登った所が本丸跡・山頂だった。
本丸跡(山頂)は広々としているが,木立に囲まれ,わずかに北側の一部が開けているだけだった。
そこからは,ぎりぎり寒曳山,唐代山とその左奥に円錐形の石見冠山がちょこんと頭を出していた。
帰りに二の丸跡に寄ってみた。
ここでは,南西側が開けて安佐北区の山々が見渡せた。
角度と形から猿喰山を特定し,その右手奥が海見山,堂床山は猿喰山の後で見えないとして,大掛山との間の尖峰が可部冠山だろうと思うが,さてはて?〔自信はない。〕
もう少し展望が利けば,歴史的遺構と相まって,人気が出る山ではないだろうか。
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