記 録
|
10時18分 烏帽子岩
梅雨の晴れ間ならぬ曇り空。
この空なら展望は期待しても無理なので,笹ゆりが残っていないかと府中市の岳山に向かった。
これまでは東側の斗升集落から登っていたが,今回は西側の矢多田集落から登ることにした。
矢多田登山口から山に入り,暫くするとやたらに岩が目立つ植林地に出た。
ここが「鬼蔵釜」
だと言うが,看板だけで説明がないので,何が何やらさっぱり分からない。
次の分岐でCコースに入ると徐々に急勾配の谷道に変わってきた。
暫くして大岩がゴロゴロしてきた
と思ったら,そこが「どどろ岩」
だった。
更に登ると城壁のような岩壁
やトラロープのある急勾配を登り切ると烏帽子岩
に到着した。
|
10時43分 岳山山頂
烏帽子岩から尾根を目指して登っていると谷道の上部でバギバギと木が倒れる音がした。
昨日の雨のせいで土砂崩れの前触れかと恐る恐る登っていくと朽ちた大木が根元で折れていた。
尾根に出て,この山で数少ない「のぞき岩」に寄ってみた。
この「のぞき岩」は西側が開け,見晴らしは良いが,
備後の山は馴染みが薄いことや,特徴的な山容が少ないので,電波塔の建つ宇根山ぐらいしか分からなかった。なお,眼下には,駐車場に止めた愛車が見えた。
のぞき岩から30分ほどで岳山山頂に到着した。
山頂は周りの木が一段と伸びて,北側の一部を除いて展望は全く無く,これから行く前岳も木々の間からやっと山頂が見える程度だった。
|
11時13分 前岳山頂
山頂から10分ほどの国引岩は,80cmほどの隙間を抜ける。
前岳までの尾根道は短いが植林帯・笹原・岩場と結構表情を変えた。
前岳の山頂には「杵抜岩」
があるが,これも何が「杵抜」なのか?
ちなみに,この岩は下から見ると,高さ6mほどの大岩なのだ。
下りはまだ時間があるので,屏風岩のあるAコースに向かった。
このコースは,尾根道から巨石の中を抜ける急な坂道となり,その最後に「屏風岩」
があった。 さすがにこの岩は名前のとおりで,高さ10mは越え,屏風のごとく直立し,きれいな壁を作っていた。
なお,駐車場から仰ぎ見ると意外に低い位置に「のぞき岩」が見えた。
※ 目当ての笹ゆりは,駐車場近くの1本だけだった。
|