記 録
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9時51分 龍門滝
今回は,Iさんと二人で大万木山にプチ遠征。
門坂駐車場から横手ルートに入った。
横巻きコースかと思うと結構アップダウンがある。
エゾユズリハやヤマアジサイの群生地,
赤松の森を抜ける。
渓谷ルートに入り,ここから標高1100mの稜線に向け,結構勾配のきつい道が続いていた。
沢沿いには,天を衝くようにサワグルミが真直ぐ立っていた。
龍門滝の滝壷には,足場が悪く十分に近づけなかった。
トチノキ,ナツツバキ,ホオノキ,ケヤキなど手付かずの自然林の中を歩く。
標高1000m付近からブナが目立つようになり,いつしか気持ちの良いブナ林の中を歩いていた。
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11時30分 大万木山山頂
連日の猛暑で体力が落ちているのか,琴引山への縦走路がある稜線に上がった頃には,少しバテていた。
大階段展望台は南西側が開けていて,頓原の町並みやその左手には琴引山が見えた。
三瓶山が見えるかと目を凝らしてみたが,北北西の方角に位置する三瓶山は木々に邪魔され見えなかった。
大万木山の登山道は始終樹林帯の中なので直射日光が当たらず,気温25度前後ととても歩き易い。
大万木山の山頂は広々とした広場があり,木陰のテーブルでゆっくりと休憩できる。
山頂から2分ほどの所に通称「タコブナ」の大ブナがある。
このブナは,胸高ぐらいのところから11本に枝分かれして,まるでタコの形をしていた。
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13時11分 権現滝
タコブナから更に2分ほど行くと山頂展望台がある。
ここからは東北東の視界が開け,毛無山・鉄屋山の稜線の向こうにちょこんと鯛ノ巣山の山頂が見えた。
再び山頂に戻り,「滝見ルート」で下山することにした。
こちらのルートは,この山のメインルートのようで,美しいブナ林の中に幅広の道が整備されていた。
林床の笹が広がるブナの森や多種多様な自然林は,わざわざ見に来る価値は十分にあると思う。
一方,滝見コースなのに滝がないと思っていたら,標高850m付近まで下りたところに「権現滝」があった。
この滝は,10数mと高さは無いが,水量が多く,一見の価値あり。
展望はないものの,新緑や紅葉時期にまた来たいと思う山だった。
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