記 録
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10時26分 寂地山山頂
今回は,Iさんと二人でカタクリを愛でに寂地山に出かけてきた。
吉和支所で鍵を借り,ゲートを開けて小川林道を遡る。
6kmほど走って終点に到着,新緑の小川(ホン谷)を遡る。
広高山・冠山分岐を過ぎ30分も歩くとコバイケソウの群落
が現れ,気づくとカタクリの花もちらほら咲いていた。
松ノ木峠に下る分岐点から寂地の山頂に向かう縦走路は若葉のブナが青空に映えて美しく,そのブナ林の間から羅漢山が見えた。
一方,既に遅し!と思っていたカタクリはまさに満開で,縦走路はカタクリロードだった。
10m歩いては写真をパチリ,たった2kmに1時間以上掛けて山頂に到着。
すれ違う人も少なく,ゆっくりとカタクリの花を堪能できた。
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11時07分 額々山山頂
小休憩の後,額々山に向かった。
縦走路から一旦下り尾根を歩いていたら,いきなり岩壁にぶち当たった。
この岩壁は,分厚いステーキを斜めに重ねたように積み重なっており,ひとつ一つの岩は横に縞模様に溝が掘られていた。
額々山の山頂で暫し昼休憩。
ちょっと見づらいが,寂地山や冠山も木々の合間になんとか見えた。
すっきり見えれば,冠山の北斜面を望む絶好ポイントになると思う。
山頂から少し北に行った所から東斜面を広高谷に急降下するのだが,ここの展望は今日一で,東に冠山と広高山,北に十方山と恐羅漢山,その右に市間山
を望むことができた。
尾根から急斜面を下り,20分で中腹の林道を跨ぎ,更に下って谷沿いの林道に到着。
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13時34分 広高山山頂
いよいよ,ここから広高谷の本流を遡る。
基本は谷に沿って遡行するのだが,テープも踏み跡も消えかけているので,慎重にルートファイディングしながら谷を詰めて行く。
30分ほどで本流を離れ,広高山へ続く左支流に入った。
20分ほどで鞍部に上がり,藪漕ぎに入る。笹で踏み跡は消失し,テープだけが頼りだが,ほとんど直登!
笹を掴みながら登った所が県境で,更に5分ほどで広高山の山頂に到着したが,残念ながら展望は無く,すぐさま下山に入った。 広高山からは,ボーギノキビレ経由で車が待つ林道に下った。
今回は,満開のカタクリと青空に映えるブナの新緑に目を洗われた,爽やかな山歩きだった。
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