記 録
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10時17分 石鎚神社成就社
今回は高知に行った帰りを利用して石鎚山を歩いてきた。
少し長いが高度差が中程度の成就社からのコースを歩くことにした。
石鎚登山ロープウェイの下谷駅に到着したのが9時20分。
9時40分のロープウェイに乗り,10分足らずで山頂成就駅に到着。
成就社で安全祈願をし,一旦,標高1300mの八丁まで下って,いよいよ1982mの石鎚山山頂を目指して登りに入った。
基本,急勾配の上りだが,その大部分が整備された木製の階段だった。
歩き始めて1時間で試しの鎖に到着。
一の鎖から三の鎖は登れないかも知れないのでとりあえず登っておいた。
試しの鎖場は岩が濡れてい所もあり,つるつる滑る。
腕力だけで体を引き上げるなど,ちょっと冷や汗と体力を消耗した。
頂上の前森社からは,手前のピークが少々邪魔だが,弥山の山頂と天狗岳が見えた。
今回唯一の下りの鎖場を下りて,再び木製の階段を上り,なだらな稜線を下った所が夜明峠だった。
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11時36分 夜明峠
夜明峠の前後から正面に弥山の山頂を挟んで東に天狗岳,西に西ノ冠岳が屏風のように広がっていた。
夜明峠から15分で一の鎖に到着。
ここは意外と登る人が多く,順番待ちとなった。
10分ほど待って上り始めると足場の岩は乾いていて,なんなく登れた。
登り終えて振り返るとやはり急な崖だったが,最初の試しの鎖がきつかった分,少し安心した。
一の鎖を越えると,目の前に二の鎖,三の鎖の掛かる主稜線(壁?)が一望できたが,なかなかの勾配で直登ぽい。
しかも谷筋には結構雪が残っているみたいだ。
二の鎖元小屋に到着。ここも結構人が休んでいるものの,実際に二の鎖を登るのは1/3にも満たない。
二の鎖は一の鎖より勾配がきつく長い。
ただし,ここも岩が乾いて足場もしっかりあったので,なんとかクリアー!
で,問題なのが三の鎖,取り付きには1名だけ,鎖を見上げても登っている人はいない。
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13時27分 天狗尾根の突端
恐る恐る三の鎖を登り始める。
三の鎖は岩に足場が少なく,鎖に足場となるトライアングルが付けてある。
しかし,不安定なトライアングルはむしろバランスを崩して危ない。
10数分でぎりぎりクリアーできたが,山頂の石鎚神社に上がった時には,右足の大腿部に痙攣が来ていた。
山頂広場で登山靴を脱ぎ,ゆっくりと休んでなんとか痙攣も治まってくれた。
快晴の日曜日,山頂広場は大賑わいで,天狗岳への縦走路も順番待ちで,稜線の岩場も人が数珠繋ぎになっていた。
15分も掛かり天狗岳に到着したら,今度は記念撮影でごった返していた。
待つのも面倒なので,更に先の南尖峰まで行くと,更に矢筈岩に続く縦走路が延びていたので,天狗尾根の突端まで行ってみた。
なかなかの眺めと高度感が楽しめた。,
ちなみに矢筈岩への縦走路は北側の岩場を直下降するルートだった。
弥山まで戻り,おとなしく迂回ルートで成就社まで帰り,見返殿で無事の下山を報告した。
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