記 録
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9時47分 八畳岩
梅雨の中休みに岳山を歩いた。
昨年6月に初めて登ったが,斗升集落から見上げたピークが岳山の山頂なのか今一つ自信がない。
斗升集落から見ると左手の前岳からなだらかな稜線が右手のピークに繋がっている。
このピークが果たして山頂なのか。岳山の山頂にしては手前過ぎる感じだ。
地図で見ると右手のピークは,二郎岩のある稜線ピークで,その左手のピークが岳山の山頂かと思ったが,それでは少し稜線ピークと離れ過ぎている気もする。
今回は,それを確かめるべく逆コースで前岳から登ってみた。
コアジサイが咲く谷をしばらく歩き,続いて結構な急勾配の檜林を抜け,ちょっとした大岩を回り込んで登った尾根が最初の展望場所だ。
ここから見ても右手のピークは稜線ピークだろうと思う。
数分登ると八畳岩。 ここから斗升集落が眼下に見えた。
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10時33分 岳山山頂
八畳岩から50mほど登ると標高700mの尾根に上がり,ほぼ平坦な稜線が杵抜岩まで続く。
途中,ササユリが一輪だけ咲いていた。とてもラッキーだった。
前岳山頂から国引岩までは,なだらかな稜線が続いている。
国引岩は,大岩の割れ目を抜けるのだが,中で直角に曲がっているのには驚きだ。
ここにもササユリが一輪咲いていたので周囲を探してみたが,もう時期が遅いのか他には見付けられなかった。
国引岩から10分ほどで岳山山頂に到着した。 しかし,展望は北西側が少し見えるだけで残念至極。
山頂の案内看板に「のぞき岩」は展望が良いとあったので行ってみた。
この岩は尾根から岩が張り出していて展望は素晴らしかった。
しかし名前の分からない山々の眺望は今一つ心に響かない。
そもそも特定しようとする気がないのが悪いのだが!
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11時16分 五郎岩
岳山山頂に戻り,稜線ピークに向かう。
途中,盗人岩に寄ってみたが,蝙蝠がいただけだった。
はさん箱岩を過ぎたら,もう二郎岩のある稜線ピークだ。
五郎岩に足を延ばしてみた。
五郎岩も結構高い岩で,ちょっと登れそうにないので,その脇から前岳を遠望する。
再び二郎岩に戻り下りに入ったが,この下りはやばいぐらい勾配がきつかった。
ロープが張ってあるので遠慮なく使ったが,最近の雨で少しぬかるんでいる所もあり,気を抜くと間違いなく滑る。
そこを抜けると苔むした岩塊の谷と変わり,少し蒸し暑さも感じるが心落ち着く景色だった。
今回の目的だった山頂の確認は,踏査では判然としなかったが,帰って,GoogleMapで確認すると右手のピークはやはり稜線ピークで,すぐ左奥にちょこっと見えるピークが岳山の山頂のようだ(そんな気がする。)
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