記 録
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10時33分 標高800mプレート
今週,山頂に東屋が新設されたとの記事が掲載された多飯ヶ辻山を歩くことにした。
朝起きると空は曇天だったが,午後には回復すると言う予報を信じ,庄原を目指した。
途中,ワイパーを動かしながら2時間半で東登山口駐車場に到着。
新聞に載ったので物好きで一杯かと思ったが,物好きは私一人だった。
東登山道はまだ新しく,ネットでも奥谷地区から登る西登山道の紹介ばかりでほとんどヒットしなかった。
しかし,歩いてみると東登山道は,よく踏まれ,案内プレートや樹木プレートに加えベンチ
もあり,とても歩き易かった。
登山口から登り一辺倒の山道となるが勾配はさほどきつくなく,ジグも切ってある。
30分ほどで視界が開けたと思ったら,林道の終点に出てきた。
ここに標高800mのプレートが掲げられていた。
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11時07分 展望地の東屋
この山はお碗を伏せたような山容のため,深い谷も張り出し尾根もない。
明るいが展望の利かない樹林帯の中をひたすら歩くことになる。
ミズナラやアセビ,アベマキの自然林が目に優しい谷筋の道から尾根筋に上がり,ヒノキの植林地との境を詰め,勾配が緩くなったと思ったら天王社だった。
途中の樹木には,ところどころにネームプレートが掛けてあり,名前は知れど樹木と一致しない私にとっては大変助かった。
天王社を過ぎると東側が伐採された場所に出る。
ここは山頂直下に作られた展望地で,記事にも載っていた東屋が建っていた。確かに雨・露はしのげるが,四方に壁が無く吹き晒しのため,とても殺風景な東屋だった。
今日はガスって,遠景はもちろん麓も霞んでいた。
まぁ,雨が降らなかっただけでもラッキーだと思おうか?!
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11時12分 多飯ヶ辻山山頂
展望地から尾根に上がるとすぐそこが多飯ヶ辻山の山頂だった。
尾根がちょこんと盛り上がって,狭いものの三角点と山頂プレートがあり,いかにも山頂の雰囲気があった。
ただし,残念ながら周りは樹木に覆われ,展望は利かなかった。
帰りのルートを決め切れずにいたため,取り敢えず大山社まで下り,檜林の中を等高線に沿うように作られた水平道を進んでいると奥谷地区に下りる分岐まで来てしまった。
奥谷の集落に下ると東登山口まで4kmほど舗装道路を歩かねばならないため,分岐を通過すると直ぐに天王社に出てしまった。
ネットの情報には一切そんなコース紹介はなかったのに,なんと天王社→山頂→大山社→天王社は繋がっていたのだ。
再度,山頂まで登り,他のルートを探索したが,テープどころか踏み跡も見当たらず,しかたなく登ってきた東登山道を下山した。
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