出発日 平成28年12月17日(土)
目的地 山口市 亀山 (300m)〜火の山(303.7m)〜陶ヶ岳〔陶二の岳〕(252m)  足跡 ⇒ 
行 程 セミナーパーク(8:02) ⇒ 亀山仁光寺登山口(8:23) ⇒ 石鎚神社石祠(8:57) ⇒ 亀山山頂 (9:06〜20) ⇒ 遠下山山頂(9:43) ⇒ 梅の木山山頂(9:55) ⇒ 火の山山頂(10:15〜35) ⇒ 陶二の岳(11:03) ⇒ 陶一の岳(11:17) ⇒ 観音山山頂(11:26〜56) ⇒ 観音堂跡(12:06) ⇒ 磨崖仏(12:15) ⇒ 岩屋山山頂(12:24) ⇒ 烏帽子岩(12:32) ⇒ 鯨岩(12:39) ⇒ 陶ヶ岳潟上登山口(12:58) ⇒ セミナーパーク(13:49)
  【総時間 5時間47分】
記 録


8時57分 石鎚神社石祠


金曜日の寒波で小五郎山方面を諦め,急遽,山口市小郡の陶ヶ岳・火の山・亀山を縦走することになった。
この縦走路は,鋸状の尾根が連続していて,その急峻さや岩壁の多さから『秋穂の八ヶ岳』と呼ばれている。
広大なセミナーパークに駐車し,縦走路の南端にある峠に向かった。
途中,見上げると雪の残った亀山の岩壁を見ることができた。
仁光寺登山口から登山道になる。
羊歯が深い急勾配の道を登って行くと次第に岩が目立つようになり,ロープの下がる岩場を上がると小さな石祠のある石鎚神社に到着した。



9時06分 亀山山頂


石鎚神社からは正面に亀山の山頂が見える。
山頂までは,平たいテラス状や段差のきつい岩場が連続する。
段差のきつい岩場にはロープが張ってあるが,岩に擦れてぼろぼろになっている箇所もあり,ぞっとする。やはり確保は3点支持が基本ですね。
石鎚神社から標高差50mほど登った縦走路上に亀山の山頂があった。
次の遠下山には一旦70mほど急坂を下るのだが,北斜面のため雪が残ってとてもすべり易く危なかった。
途中,遠下山から梅ノ木山の稜線の向こうに火の山の岩壁が見えた。


9時43分 遠下山山頂 


最低鞍部から40m登り返した所が遠下山山頂。
北西側には,小郡の町並みが田んぼの中 に摩天楼?のように浮かび,北側には,尖がりピークの梅の木山の向こうに火の山の岩壁を望むことができた。
再び少し下って登り返した所が梅ノ木山の山頂。
振り返ると曇天の周防灘をバックに亀山がドン!と居座っていた。
ところで,今回の縦走中の間,ずっと気になっていた東側の形の良い山は楞厳寺山(369.9m)で,右田ヶ岳(426m)はそのまだ北側だった。


10時15分 火の山山頂 


梅ノ木山から40m下って60m上り直した所が,今回のコースの最高峰となる火の山山頂。
山頂には,三宝荒神石祠と日の丸があった。
右田ヶ岳にも日の丸があったが,流石,首相のお膝元?
山頂の西側にテラスがあり,これまでの縦走路が一望できた。
テラス横の岩壁の天辺にはザイルを繋ぐハーケンが打ち込まれていた。
歩き始めて2時間も立たないが,岩場で緊張したのか,やたらと腹が減り,> ここでも小休憩をして,エネルギー補給した。


11時26分 観音山山頂  


再び下って岩場を登ること約10分で陶二の岳,更に15分ほどで陶一の岳に到着。
国土地理院の地図では,252mの陶二の岳に『陶ヶ岳』が記載されているが,ネットでは岩壁を持つ小ピークが陶ヶ岳と紹介してある。
しかし,このピークには観音山のプレートが掲げてあった??
とは言うものの,このピークの岩壁は短いけれど垂直でクライミングの練習場として人気が高いようだ。
山頂の広々としたテラスで高度感のある展望を楽しみながら昼休憩にした。


12時15分 磨崖仏


下りは,肩の広場となっている観音堂跡に寄ったあと,完全縦走を達成するため,真北に進んだ。
石の鳥居から10分ほどのところに大岩が重なるトンネルがあり,その岩壁には仏様がこじんまりと掘られていた。
縦走の最後の山頂になる岩屋山を経て,烏帽子岩・鯨岩に到着。
鯨岩の背中からは,小郡の田園と椹野川の向こうに御伊勢山の鋸状の稜線を望むことができた。
帰りは海眺の宿『あいお荘』に寄り,周防灘を見ながら露天風呂でゆっくり汗を流した。