記 録
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9時07分 岩尾根
今回は,ITO山の会の忘年登山。
しかし12月に入ってひいた喉風邪が依然として治らず,マスクをしての山行となった。
玖波駅から三ツ石の集落まではタクシーでショーカット。
15分ほどで三ツ石忠四郎口に到着。
ここから急な尾根に取り付き標高450mの忠四郎分岐を目指す。
しばらくすると急勾配の風化花崗岩の岩尾根に出た。
ザラザラとした小石ですべる箇所や濡れた岩肌など上りでも緊張する箇所が多数あり,ここを下りに使うと考えるとうんざりする。
ただし,展望はなかなかのもの。
目を下に向けると宮島や埋め立ての向こうに阿多田島
,目を上に向けると岩壁を持つ大鉢山。
急登すること30分で忠四郎分岐に到着,ここからは,残り標高差150mを徐々に詰めていく尾根歩き。
途中,忠四郎山の稜線
が見えた。
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10時10分 忠四郎山山頂
塩見別れを越え,忠四郎山の稜線に近づくにつれ登山道に地雷(牛の糞)が目立つようになった。
途中,展望岩からは帰りに歩くことになる笛吹山から大鉢山のなだらかな稜線
が見えた。
忠四郎山の山頂は小さな広場こそあれ,全く展望はないので,早々にお暇した。
予定より時間が掛かっていないので,塩見別れから茅野原経由で笛吹山⇒大鉢山を目指すことにした。
塩見別れから塩見峠の林道に出た所で,この峠から直接笛吹山と大鉢山の稜線に出るルートは無いものかと薮漕ぎ覚悟で尾根に突入。
尾根に上がってみると何やら道らしきものが続いていたが,顔の高さに枝が伸びている。しかも,地雷原のごとく牛糞だらけ。
どうも,放牧牛の通り道らしい。
結局,大鉢山へのショートカットは見つからず,茅野原に出てしまった。
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11時40分 羅漢山遠望
笛吹山には,茅野原から登り返した。
笛吹山は,国土地理院の地図では596mとして記載されているピークで展望も良くない。
昼時なので笛吹山でいつもの鍋焼きうどんを食べて温まり,最後の大鉢山に向かった。
稜線の木々ですっきりした展望はないが,北西側には三倉山の奥に羅漢山や吉和冠山,北東側には北斜面が切れ落ちた傘山が見えた。
大鉢山は南斜面が切れ落ちていて,廿日市の経ヶ山,宮島瀬戸を挟んで宮島の弥山や岩船山を望むことが見渡せた。
大鉢山からは岩壁の西側を巻きながら谷を下るのだが,滝のある沢や岩の間を真っすぐに下るため,ここも結構危ない。
登山口に戻ったと思ったら,これから峠を越えて玖波駅まで歩くという。
終わったとスイッチを一回切ったので,峠越えの1時間半はしんどかった。
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