出発日 平成27年10月24日(土)
目的地 庄原市
 福田頭 (1252.7m) 足跡 ⇒   & 比婆山(1264m)〜吾妻山(1238.8m) 足跡 ⇒ 
行 程 【福田頭】 福田上登山口(8:10) ⇒ 林道別れ(8:46) ⇒ 一の滝(9:03) ⇒ 二の滝(9:22) ⇒ 三の滝(9:30) ⇒ 大波峠(10:00〜10) ⇒ 福田頭山頂(10:34) ⇒ 展望所(11:02) ⇒ 兎舞台頭(11:08) ⇒ 昇竜の滝(11:34) ⇒ 下山口(11:39)
【比婆山】 比婆山古道入(12:35) ⇒ 比婆山山頂(13:26) ⇒ 大膳原分岐(13:39) ⇒ 大膳原(13:54〜14:00) ⇒ 吾妻山山頂(14:32) ⇒ 国民休暇村(15:00) ⇒ 比婆山古道入(15:50)
  【総時間 6時間44分】
記 録


9時03分 一の滝


今回は福田頭とできれば「吾妻山」に寄れたらと出発した。
高野ICを降りた時は,まだ霧が深かった。
福田頭のルートは,登山口と下山口が標高差300m,距離4kmほど離れているため,折り畳み自転車を持参。
まず,下山口に車を駐車し,自転車で急坂を10分ほどで下り,福田上集会所横の登山口に自転車をデポ
林道別れから暫くは整備された植林帯が続いていたが,一の滝 辺りから色づき始めた自然林 に変わった。
高巻きしながらも沢に沿って,二の滝 ,三の滝 を経て,どんどん高度を上げていく。
紅葉も高度が上がるとともに色づきが濃くなってきた。



10時00分 大波峠


登山道に入ってから1時間を過ぎ,樹の上の空が広くなったと思ったら,大波峠に到着。
山奥の峠に大波とは?と疑問に思ったが,どうやら「おおは」と読むらしい。
ただし,謂れは不明。
この峠で少々休憩したが,気温が低いせいか風も無いのに体が冷えてしまい,上着を羽織ったほどだった。
このコースの上りは大波峠までがメインで,峠から1161ピークまで少し急な上りがあるが,福田頭の山頂までは,ジグはなく基本まっすぐの1本道が続いていた。
この稜線の1本道はとても気持ち良く歩けるのだが福田頭が近づくにつれ,木々の葉がどんどん落葉してきて,落ち葉の絨毯に両サイドは白樺の骨林といった箇所もあった。


10時34分 福田頭山頂 


福田頭の山頂からは,猿政山,万木山,大山,道後山が見えるらしいが,遠くは霞んで眺望は駄目だった。
しかたなく次の展望所に向かった。
途中,池ノ段・立烏帽子から竜王山に続く稜線が見渡せる箇所があった。ラッキー!
到着した展望所は紅葉が綺麗だったが,目当ての展望は西側だけでしかもガスっていた。
稜線を歩くこと5分ほどで兎舞台頭に到着。
ここから下りに入る。
途中,木々の隙間から紅葉した比婆山や吾妻山が見えた。
下山口に到着後,登山口まで1時間ほど歩かねばならないのだが,今回は下山口に車があるのでとっても楽。
折り畳み自転車に感謝!


12時35分 比婆山古道入口 


福田頭を下りてまだ12時前。これなら歩けると吾妻山に寄って帰ることにした。
ただし,歩ける時間は3時間程度しかないため,国民休暇村から吾妻山,大膳原を経由して南の原に下るコースと決めて休暇村に向かった。
すると休暇村まで2kmの所で大渋滞の様相。聞くと先でバスと乗用車が離合できず渋滞が続いているとのこと。
ならば裏からと引き返していると「比婆山古道」の案内板が目に留まった。
私の古いガイドブックには無いルートでH23年に再整備された古道だそうだ。
最初の15分ほどは植林帯だったが,それ以降は自然林となり,山頂に近づくにつれブナ林へと変わり,比婆山系の山歩きを実感できた。



13時54分 大膳原  


吾妻山に寄るとしても時間が限られるため休暇村のコースしかないと他のルートの下調べや地図を持って来なかった。
従って,古道のルートや所要時間が分からなかったので,ルートがはっきりするまではひたすら歩いた。
結構急なルートを歩くこと50分ほどで「命神社」の手前に合流。
とりあえず比婆山(御陵)にお参りして,大膳原に向かった。
大膳原手前の分岐では,車を置いた方向へ下るルートは消滅していた。
大膳原からの眺望は抜群だった。
烏帽子山から比婆山はもちろんのこと,池ノ段や立烏帽子山の稜線に加え,逆光で見え難いものの,午前中歩いた福田頭の稜線も一望できた。


14時32分 吾妻山山頂


ススキヶ原の大膳原から紅葉でもっこりした比婆山系を見ながら,小休憩。
本日最後の上りは,吾妻山山頂までの標高差220m。
そろそろバテてきた足を誤魔化しながら,一気に山頂まで登り切った。
山頂は,元気な家族連れなどで大賑わいで,疲れた顔をしているのは自分ぐらい。
それでも大膳原越しに烏帽子山の左端に毛無山の山頂を見つけたり,特徴的な山容を持つ猿政山を眺めたりと360度の展望を満喫し,おまけに山頂付近のキャラボクの大木に驚いたりと結構楽しんだ。
ゆっくりと下山口のある休暇村まで下り,最後は池越しの吾妻山で見納めにした。
なかなか楽しい1日だった。