記 録
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9時37分 和気富士山頂
今年の初歩きは,ITO山の会で岡山県の「和気アルプス」となった。
このアルプスは,最高峰が370mと標高こそないが,岩尾根や岩壁,ガレ場ならぬ砂利場に加え,ちょっとしたピークに北アルプスの山の名前が冠されていて,思わず笑える。
歩き始めの気温は,ほぼ零度。
ゴンゲン岩 では,消える寸前の吉井川の川霧 を見ることができた。
最初のピークの和気富士の山頂は,北曽根城城址だが,今は祠と電波塔の土台跡があるだけで,趣は無い。
ただし,山頂から少し下ったところからは,神ノ上山を始め今日縦走する山並みが見渡せた。
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10時50分 穂高山山頂
山腹に「和」の火文字を焼く観音山を経て,穂高山に向かう。
穂高山へは岩尾根 をトレースしながら急登し,広場の無い山頂に到着。
正面には,谷を隔てて岩壁っぽい山肌をもつ竜王山や小竜王 が見えた。
穂高山で小休憩の後,やはり岩尾根が続く涸沢峰 に向かう。
竜王山への上りでは,和気富士 からの縦走路や急峻な岩壁を持つ穂高山・涸沢峰の稜線 が一望できた。
竜王山のピストンを終え,涸沢峰で北側方面を望むと帰りのルートとなる奥ノ峰から槍ヶ峰・白岩山の稜線の奥に本日の最高峰「神ノ上山」の山頂がちょこんとのぞいていた。
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12時30分 神ノ上山山頂
涸沢峰から歩くこと約1時間で神ノ上山山頂に到着。
山頂には広場があるものの,眺望は今ひとつ。
昼食後,剣峰にも足を延ばした。
下山ルートは,一旦,奥ノ峰まで引き返し,槍ヶ峰を経て鵜飼谷温泉に下る北稜ルートを歩いた。
岩山っぽい槍ヶ峰 は,今日の前半ルート の山並みや先程の剣峰の南面の岩稜帯 が一望でき,なかなかの展望スポットだった。
白岩山からの下りにも馬の背や急な岩尾根など面白い箇所があった。
下山後は,この会のお決まりで,温泉に浸かり汗を流して帰路に着いた。
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